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ラ・ヴァルス(ラヴェル) [ラヴェル]

さて、今週の木曜日だけど、会社を休んで、かみさんと
調布のカフェへ、フルートとピアノを聴きに行きました。
午後のひととき、ケーキとコーヒーを飲みながら
フルートとピアノの音色に包まれて、
幸せなひと時を過ごしました。

さて、その時、ピアノで演奏された曲があるのだけど、
今日は、その曲を書いてみよう。
ラヴェル作曲の「ラ・ヴァルス」です。

この曲、管弦楽の為に書かれた曲で、
作曲者自身で、ピアノ独奏用、2台ピアノ用の編曲もあります。

この曲、原曲の管弦楽で聴くと、
幻想的なウィンナワルツという感じで、
明らかに、ウィンナワルツへの想いが感じられます。
でも、ウィンナワルツとは、まったく違った管弦楽の使い方で、
昔の舞踏会が、頭の中で、もやもやしていて、
最後は、ぱーっと明るくなって、気持ちのよい夢が覚める
そんな感じの曲です。

作曲者自身が、
雲が次第に晴れていって、舞台がしだいに明るくなる。
という文章を書いています。

まさに、その通り。
夢の中のウィンナワルツです。

で、ピアノ編曲にすると、
この夢が、少々、はっきりするのですね。
夢がはっきりすると、いい部分と、ちょっとという部分が出てきます。
ピアノ編曲は、思いっきり技巧的なのですが、
技巧を見せびらかすより、夢のイメージを大切にした演奏の方が、
この曲好きだなあ。

まあ、でも、バリバリ、早いスピードで弾くのも、
スカッとします。

この曲、マンドリンオケで演奏したら、
はっきりしながら、夢のようなイメージになるかもしれない
ひょっとしたら、面白いかもしれない
なんて、思っています。

うーん、いい曲だ。ラヴェルの天才的な作曲技法にも、
ほれぼれします。
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マ・メール・ロア(ラヴェル) [ラヴェル]

ラヴェルの音楽について書くのは、この音楽日記では珍しいです。
(決して、フランス音楽が嫌いなわけではないのですよ)

今日は、ラヴェル作曲の[マ・メール・ロア]です。
この曲、ラヴェルが、親友の子供達のために書いたピアノ連弾曲ですが、
後に作曲者自身で管弦楽曲用にも編曲されています。
それもピアノ原曲を基にした組曲版と、
ちょっと新しい部分も追加したバレエ版があります。

英国の有名なおとぎ話『マザーグース』を題材にした曲ですが、
ラヴェルの子供心と夢の中の幻想世界のイメージを、
繊細な音で表現した、すばらしい響きの音楽です。

ピアノ原曲は、5曲からなっています
 第1曲<眠れる森の美女のパヴァーヌ>
     静かで、とても繊細な音楽。音の点画です。
     有名な、亡き王女のパヴァーヌの旋律と比較するのも面白い                
 第2曲<親指小僧>
     森の中で迷子になった親指小僧の物語です。途中、鳥の声が聞こえます。
     最後は、最初に続くような感じで、森の中をさまようのかなあ・・・
 第3曲<パゴダの女王レドロネット>
     中国陶器の跳ねるような踊りです。中間部は東洋的な鐘の音が聞こえます。
     途中は、ペダルふみっぱなし演奏が好きです
 第4曲<美女と野獣の対話>
     美女と野獣の物語です。後半、野獣が王子に変身します。
     この変身の部分、いいです。
 第5曲<妖精の園>
     素晴らしく美くしい感動的な曲です。雄大な最後の部分、鐘の音が聞こえます。
     この旋律、泣けますハイ

さて、この曲、皆さんは
どんなイメージですか?
どんな演奏が好きですか?

最初にピアノ版を聞くか、管弦楽版を聞くか、バレエ管弦楽版を聞くかで、
大きく変わるかもしれない。

私は、最初、やはりピアノ版を聞いていたので、
この曲達は、点画の世界なのです。
そう、音の数がすくなくて、その中に、ぎっしり言いたいことがつまっていて、
非ロマン的な世界の中での物語なのです。
淡々と物語が進むのですが、
その音の少なさが、逆にイメージを膨らませてくれるみたいな・・・

でも管弦楽版の演奏では、音が多くなって、
ちょっぴりロマン的な演奏もあったりして、
ちょっと、イメージが直接的なのですよね。

でも、どちらも良さがあると思います。
(どちらかというと、個人的にはピアノ版が好きですが)

とにかく少ない音でも、音の響きには、ラヴェルの鋭さがすごく感じられます。
こどもの為に書いた曲ですが、決してあなどれません。

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追記
さてさて、なぜこの曲を書いたかというと、
左のサイドバーを見て下さい。
この音楽日記をずっと読んでいる人(うーん、どのくらいいるのだろう?)
は、知っていると思うのだけど、
私、マンドリンオーケストラやっています。

で、昨年から、2つの団体に出演しています。
7月は、アンサンブル・モニカ
10月は、さくらマンドリンオーケストラ
の演奏会があります。

で、アンサンブル・モニカの演奏会の宣伝です。
暇な人は、無料ですし、是非 聞きに来てくださいね
リリア音楽ホールは、素晴らしいホールです。
で、この演奏会でマ・メール・ロアをマンドリン編曲で
やります。よろしくお願いします。
(バッハのシャコンヌのマンドリン合奏も聴けますよ)
それに なんといっても、動く みどりのこびとちゃん の実物が見られます(笑)

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クープランの墓(ラヴェル) [ラヴェル]

かなり昔だけど、本かテレビかFM放送か さっぱりおぼえていないのだけど、
誰かが、ピアノ曲の話をしていて(または、書いていて)
これぞ ピアノ曲という話題だったのだけど、
(ちなみに私の中での これぞという曲のベスト10は、⇒こちらの過去記事へ

その中で、ラヴェルのピアノ曲は、すごいということになって、
てっきり、【夜のギャスパール】かな と思っていたら
組曲【クープランの墓】の話題だったので、
その時は、あれっ、そうか? そんなに いい曲か?
ピアノ曲の代表曲?
と思っていた記憶がある。

この曲、そういえば、高校時代の音楽の授業で使っていた
【観賞を中心とした音楽】?だったような題名の本の中にも
譜面付で載っていた記憶がある。

最近、この曲を聴く機会があったので、
そんなことを思いながら、なつかしく聴いていた。

今日の音楽日記は、ラヴェル作曲のピアノ独奏曲【クープランの墓】です。

クープランとは、もちろん、フランスのバロック時代の作曲家で、
クラヴサンの独奏曲も数多く書いている⇒クープランの過去記事はこちら
で、ラヴェルの曲だけど、戦争で亡くなった友人の追悼をフランスの大作曲家
クープランの作風も混ぜて、作曲した組曲となっています。

曲は、6曲からなっています。

プレリュード
  細かい音符が続く優雅な曲。いかにもクラヴサンを思わせる装飾音符が特徴的
  古い伝統の中にも、新しさを感じる曲

フーガ
  このフーガおもしろいです。ちょっと聴くと子供用の練習用フーガにも聞こえますが、
  いやいや、譜面を追うと、結構、緻密に書かれています。
  淡々と進むフーガに 音楽を感じます

フォルラーヌ
  この曲、古い宮廷舞曲の様式ということですが、リズムは、そうなのですが、
  使用されてたいる和声が、独特で、時々、私なんかは、スクリャービンを連想してしまいます。
  ちょっと、不思議な雰囲気です

リゴードン
  活気あふれる元気な舞曲です。でも、がむしゃらな元気でなく、洗練された元気?という感じです
  中間部は、ちょっとだけ元気がなくなります(笑)

メヌエット
  メヌエットは、もちろん優しい3/4拍子の舞曲。ラヴェルのピアノ協奏曲の第2楽章を思わせる
  簡素な旋律が、淡々と歌われるのが、とても気持ちがいい。
 
トッカータ
  いやあ、フランス風のトッカータは、こうですよね。派手だしピアノの技巧が満載なのですが、
  上品です。優雅です。
  プロコフィエフの悪魔的なトッカータとは、全然違います(当たり前か・・・)
  最後、夜のギャスパール を思わせる部分を経て、かっこよく終わります

この曲集、全曲を通して聴くと、いろいろな音楽が聞こえて、そして見えてくる。
確かに、大曲ではないけど、ピアノ組曲としては、傑作のひとつだと思う。

ラヴェルのピアノ曲、ちょっと とっつきにくい曲もあるけど、
このピアノ曲は、誰にでも、お勧めです。

久々にフランス音楽のピアノ曲を聴いた日でした。
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ボレロ(ラヴェル) [ラヴェル]

昨日は、4月1日、エイプリルフールだった。
昨年までのこの日の音楽日記を読んでみればわかるけど、
「私のピアノリサイタルのお知らせ」やら
「私の作曲作品の出版のお知らせ」など、
たわいもない ウソ を書いてきたのだけど、
今年は、どうも、そんな気分になれなかったのです。
(実は、エイプリルフールに書くネタが無くなっただけだったりして・・・)

話代わって、あの地震の前なのだけど、
義父の葬式でした。
家族葬で、少人数で、こじんまり行ったのだけど、
その時、最後のお別れの時になんの音楽をかけるかということになり、
義父が好きだった音楽をかけることにした。
今日の音楽日記は、その義父が好きだった音楽。
ラヴェル作曲の管弦楽曲の傑作、「ボレロ」です。

葬式の時に、「ボレロ」も、どうかな とも思ったのだけど、
その時の雰囲気には、すごくあっていて、
涙がでてきましたよ。

その時の話は、これくらいにして、
ラヴェルの「ボレロ」の音楽の話をしよう。

もちろん、
・15分間のクレッシェンド
・同じリズムの繰り返し
・主題は2つ、それをいろいろな楽器の音色の変化で演奏
・スネアは大変
などなど

この曲、この音楽日記を読んでいる人で、
知らない人は、いないだろうし、
詳しい解説は、ネット上にあふれているし、
ここでは、割愛しよう。

あれ、そうすると、何を書けばいいんだ?

途中の復調(違う楽器が違う調で同時に演奏)の部分は、
特徴的だけど、いろいろ解説があるし・・・

実は、この曲を最初に聞いた時、
「15分間のずっとクレッシェンドは、すばらしいアイディア」
とかなんとか書いてあったので、
すぐに、私だったら
「最初フォルテで始まって、15分間のずっとのデクレッシェンドの曲」を考えたのだけど、
いろいろな本を読むと、すでにそんなこと考えている人は、結構いるし・・・
(ははは、うーん、人と違うことを考えるのは難しいですね)

ラヴェルの自作自演のボレロを聴いたことのある人は、
少ないかもしれないけど、
これは、なかなか、よれよれの演奏(笑)で、
うーん という感じだし・・・
(作曲家の自作自演は、名演奏が少ないという見本かな)

「愛と哀しみのボレロ」という映画のジョルジュ・ドンのバレエ
は、すごかったけど、この映画もよかったなあ・・・

さて、この曲、有名な曲だけに、
いろいろな編曲もある。

実は、このラヴェルのボレロ、
私、カット無でマンドリンオーケストラ用に編曲して、
演奏会でやったことがあるのです。
マンドリンとマンドラとマンドセロという楽器と
ギターとベース、そして、フルートとパーカスだけで演奏したのだけど、
音色の変化をつけるのに、ものすごく編曲に苦労しましたよ。

実際の演奏、すごく緊張しました。
(パーカスのスネアも賛助ではなく、団員です)
一定テンポなので、指揮振るのは、簡単と思われますが、
これ、きついです。

さて、実際の私のマンドリンオケでの演奏を文章で書くと
・最初は、いいテンポで始まって
・最初のソロ楽器の部分も、ちょっと不安定だけどなんとか
・除々に合奏の厚みが増えてきて いい感じ
・テンポも一定だし、このまま、最後まで・・・
・よし、最後の全員の主題もいいぞ
・ダブルスネアになって、いよいよ最後
・転調もうまくいって
・最後の最後、下降音階で終わりだと思ったら
 ははは、ここの最後の最後の決めでくずれました。あーあ

《教訓》
・家に帰るまでが遠足です
・交通事故は、遠くからの帰り道、最後の自宅の近くが多いから気をつけよう

えっ、その時の演奏聴きたいですか?
まあ、そのうちに

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左手のためのピアノ協奏曲(ラヴェル) [ラヴェル]

まあ、やっぱり、前回、ラヴェルの両手のピアノ協奏曲を書いたら、
今回は、左手ですよね。
この2曲は、作曲された時も、セットだったし・・・

ということで、今日の音楽日記は、
ラヴェルの【左手のためのピアノ協奏曲】です。

さて、左手だけのピアノ曲というと、
どんな曲だろう?
まあ、ほとんどが、右手をなんらかの理由で、使えないため、
左手だけで弾く曲を作曲した。
または作曲を頼まれた。
ということかな。
あるいは、左手の訓練の為に、作曲したとか・・・

左手用のピアノ曲の代表例を挙げると
左手の為の前奏曲と夜想曲(スクリャービン)
 これは、スクリャービンが、右手を痛めた時、自分で弾くために、作曲した曲ですね

・ショパンのエチュードによるエチュード から左手用の曲(ゴドフスキー)
 これは、純粋に、左手の独立を目指す、訓練用の曲ですね。
 ただ、革命のエチュードを左手だけで弾くのは、どちらかというと、曲芸かも・・・
 (でも、これ、すごいです)

・左手用のバッハのシャコンヌ(ブラームス)
 これも、ブラームスは、左手訓練用に練習曲として編曲している。
 ただ、これは、左手のみという制約が逆にすばらしい音楽となっている。
 クララさんにも喜ばれたし(笑)

・ピアノ協奏曲第4番(プロコフィエフ)
 ははは、この曲、左手用のピアノ曲の代表例ではないですね
 でもね、ラヴェル以外でも、左手用のピアノ協奏曲って、いろいろ作曲されてます
 
左手だけの曲は、すごく数多くあります。
(昔聞いた、ピアノの演奏会では、ストラビンスキーの火の鳥 を左手だけで弾いていた)

まあ、いろいろ、あるけれど、
左手だけだから、音楽性が低いとかいうことは、決してない。
やはり、音楽が勝負だ。

さて、今日の曲。ラヴェル作曲の【左手のためのピアノ協奏曲】である。

この曲、戦争で右手を負傷したピアニストの依頼によって、作曲されたのですが、
ラヴェルは、そのピアニストの実力を考えず、自由に作曲したらしい。
うーん、それは、それで、結果的には、いいことだったかな(笑)

この、左手の為のピアノ協奏曲は、
・ジャズのテイストがちょこっと入った、粋な曲
・結構、管弦楽も派手な部分ありますよ
・ピアニストは、リズム感がよくないと、無理かな
・ある意味、ラヴェルの両手の協奏曲より、ピアノ協奏曲っぽいかも
・ピアノパートは、難しいけど、すごく機能的には書かれていると思います

クラシック音楽の作曲にあたっては、
なんでもありというより、なにがしかの制約の中で、いかに独創的な曲を考えるか?
という醍醐味もある。
その意味では、このピアノ協奏曲は、一つの成功例かもしれない。

ただ、私は、ちょっとだけ思うのです。
このラヴェルの左手のピアノ協奏曲の音楽自体が、絶対に左手でなければ、表現できない曲か?
と言われた場合、ちょっとだけ疑問なのです。
(誰だか忘れたが、この曲を両手で、弾いたピアニストがいたとか・・・)

左手だけでしか、表現できないピアノ協奏曲
うーん、それはそれで、作曲は、難しいかも・・・

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【追記】左手でしか表現できないピアノ曲とは・・・

さて、自分の考えがまとまっていなかったので、上の音楽日記では、
「左手でしか表現できないピアノ曲とはなにか?」
という疑問に対して、書かなかったのです。
今でも、考えが、全然まとまっている訳でもないけど、
ちょっとだけ、書いてみよう。

音楽之友社から、出版されている「舘野泉 左手のピアノシリーズ」
の楽譜を知っていますか?
いろいろな作曲家が舘野泉さんへ作曲した左手のピアノ曲を集めているのだけど、
楽譜の最初に舘野泉さんのメッセージが書いてある。
それが、とても興味深い。

例えば、吉松さんの曲は、片手で弾いても、両手で弾いてもかまわないらしい。
でも、舘野さんは、
「例え、両手で弾けるようになっても、この作品は、左手だけで弾く。
 左手だけの方が、表現できる」
みたいなことを言っている。

うーん、やっぱり、そういうことは、あると思う。
例えば、ブラームスの編曲したバッハの【シャコンヌ】は、
楽譜では、もちろん、両手でも弾けるけど、
クララ・シューマンも言っているように、
左手だけで弾くと、ヴァイオリニストになったような気がするし、
この左手の編曲は、左手でしか表現できないイメージがある。

両手で、さも弾いているように見せる技巧的な曲もあるけど、
ギターやヴァイオリンのような、片手でしか表現できない曲は、
確実にあると思う。

ははは、全然、まとまりのない考えだし、結論もないのだけど、
そんな風に今は、考えているのです。


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ピアノ協奏曲(ラヴェル) [ラヴェル]

ところで、この【みどりのこびとちゃんのクラシック音楽日記】に書く曲は、
どんな風に、選ばれているか、知ってますか?
以下のどれでしょう。

・その日、聴いたクラシック音楽を中心に選曲している
・自分が、これは名曲、と思う音楽を中心に選曲している
・テーマを決めて選曲している
・コメントに書かれるリクエストを中心に選曲している
・いいかげんに、選曲している

昔からの読者(はたして、何人いるのだろうか?)
は、おわかりですよね。
そう、正解は、
いいかげんに選曲している
です。

ということで、まだまだ、書きたい曲もいっぱいあるし、
新しく聞いた曲もいっぱいあるけど、
ただ、結構聞き込まないと、文章に書けなくなってきた。
(歳かもしれない・・・)
ということで、なかなか、リクエストに応じられなくて、すいません。
まあ、気長に待っていてください。いつの日かきっと書きますから

ということで、今日も、なんの脈絡もなく、今日の音楽日記は、
フランスの作曲家ラヴェルの【ピアノ協奏曲】です。
とは、いうものの、うちのかみさんが、
数ヶ月前から、車の中で、この曲ばかり、聞くのですよ
なんか、頭に残っているのです
なので、書こう書こうとは、思っていたのです。

この曲、人気の高いピアノ協奏曲の一つですね。
有名な曲の成立過程などは、ネットで調べてもらうとして、
ラヴェルは、
「モーツァルトとサンサーンスの協奏曲の精神で作曲した」
「協奏曲は、深刻・劇的ではなく、快活明朗だ」
と言っているそうです。
そう、まさに、そういう曲だし、そういう風に演奏して、
初めて味がでる曲かな

第1楽章。
出だしは、鞭の1打で始まります。
(うーん、結構刺激的な始まり方ですよね。ゾクッとします。)
そして、すぐにピッコロででてくるのが、
楽しいのか、愉快なのか、
はたまた、どこかネジがゆるんでいるような第1主題。
(ところで、ここのピアノ、右手は白鍵、左手は黒鍵ですよ)
ジャズの味が、ミックスされ、
ハープの音色の使い方が、またいいんだなあ・・・
楽しい音楽の中に浸っていると、
おもしろい複調的な響きで
最後、下降音階で、粋に終わります。

第2楽章
この楽章。ピアノのソロと言っても過言ではありません。
6/8の伴奏で、旋律が3/4なのですが、そんな感じは、なく、
淡々と、音楽が流れていく。
ここは、ピアニストの見せ場です。(決して、技巧的ではないのですが)
約10分間をいかに、短く感じさせられるかは、
ピアノの音色とタッチ、そして、微妙なテンポの揺れにかかっていますね。
そして、最後のイングリッシュ・ホルンがのイメージが、
ピアノと合っていなければ、合格ではないです。ハイ

第3楽章
プレストのトッカータ風の音楽。
もう、これは、いろいろな音楽が、ミックスしたような
楽しい音楽です。
ピアノも管弦楽も、キラキラした音色で、駆け巡り
それでいて、クラシック音楽の枠内で、飛び跳ねる
うーん、なかなか、こういう音楽は、書けないですよ。

さて、実は、私のイメージするラヴェルのピアノ協奏曲の演奏は、
いままで聴いたことが、ないのです。
こういう曲の演奏は、難しいと思う。
モーツァルトのピアノソナタが難しいなあ。
というのは、昔、この音楽日記に書いたが、
この曲にも、同じことがいえるかな
(モーツァルトのピアノソナタがいかに難しいかは、⇒こちらを参照

そう、楽しいだけでは、ダメだし、
かといって、堅苦しいのもダメだ。
あやういバランスの中で、いろいろな感情が、湧き出てくるのは、難しい。
ピアニストだけでなく、バックの管弦楽も、そうなんだから、
これは、もう、大変ですね。

「のだめ」にもこの曲は、でてきたけど、
そのバランスが、ピタッと決まったら、すばらしいかも

ははは、自分は、弾けないのに、またまた、いいかげんなこと書いてます。

追記
 実はですね、先週、BSの放送で、ずっと、室内楽の演奏をやっていて、
メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第2番が、すごく気に入ったのですが、
この曲のことを書こうと思っていたら、ラヴェルのピアノ協奏曲になってしまった。
なんでだろうなあ・・・
 そう、それに、ブゾーニのピアノ協奏曲を書こうとも、思っていたのに・・・
それに、バロックの声楽曲に、ピアノ小品に・・・・・・・・・
でも、今日、両手書いたから、次回は、左手かな
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道化師の朝の歌(ラヴェル) [ラヴェル]

さてさて、ちょっと古い話題だが、
今月の初めに、テレビで、「のだめカンタービレ」のヨーロッパ編が2話あった。
うちの家族は、このドラマ(マンガ)の大ファンなので、
家族そろって、楽しんでこのドラマを見た。
まあ、クラッシックファンの中には、このドラマに否定的な人もいるかも知れないが、
私なんぞは、このドラマ、結構好きで、楽しんで見ている。
でもですね、音楽の場面になると、ついつい、私は、うんちくを語ってしまうので、
かみさんと娘に、ドラマに集中したいから、少しは黙っていて
と叱られている。・・・涙
(でも確かに、ドラマ見ていて、横から、マゼッパの弾き方がうんたらこうたらとか
 ルスランとリュドミラ序曲のテンポがうんたらこうたら・・・
 ブラームスの第3番の構成は、うんたらこうたら・・・
 なんて聴きたくもないか(笑))

そんなことは、どうでもいいけど、
このドラマの最後に、のだめがモーツァルトの曲でピアノリサイタルを行う場面がある。
これがなかなかよいのだが、
アンコールにラヴェルの曲なんだなあ、これが。
私は、このアンコールの選曲は、すばらしいと思うのですが、
普通はどうなのかなあ。

ということで、今日の音楽日記は、
ドラマでは、アンコールで弾かれた、ラヴェル作曲のピアノ曲
【道化師の朝の歌】である。

この曲、【鏡】というピアノ曲集の中の第4曲にあたり、
単独でもよく演奏される。
スペイン風の香りと、いかにも道化師の感じがとても合っている小品だ。

この曲の魅力は、なんだろう?
なんといっても、リズムだろう。
跳ねるリズム、おどけたリズム
片手の同音反復のリズム、両手交互のリズム・・・
そんなに複雑なリズムではないが、
沸き立つような、呼吸のリズムがないと、この曲の魅力は、半減するなあ・・・

中間部のゆっくりした部分は、香りだ。
道化師の哀れさという解釈もあるようだが、
それより、心の沸き立つ香りのような雰囲気を感じる。

ダブルのグリッサンドの色彩もすばらしい。
(しかし、グリッサンドの頂点のアクセントは、弾きにくいかも)

そして、道化の盛り上がりの中の唐突な終結。

いいなあ。この曲。
譜面は、そんなに複雑ではないが、
きっと、リズムと香りを出すまでに、弾きこなすには、かなり難しいと思う。

のだめに合っている曲だ。ははは

この曲は、管弦楽の為にも編曲されている。
確かに、音色の変化は、管弦楽の方があるけども、
イメージ的には、ピアノ曲の音色の方が私は、好きだ。

「のだめカンタービレ」のドラマ、また続きやってくれないかなあ・・・


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ソナチネ(ラヴェル) [ラヴェル]

おっと、またまた、ソナチネだあ・・・
いったいいつまで続く、このシリーズ(って、いつからシリーズになったの?)

まあ、ピアノ曲で、ソナチネと言ったら、一応、この曲は、はずせないかもしれない。
今日の音楽日記は、ラヴェルが作曲したピアノ曲【ソナチネ】です。

【ソナチネ】と言うと、やはり、ソナチネアルバムを思い出し、
簡単で、ピアノ学習者が弾く曲と考えがちだが、
【ソナチネ】という曲でも、プロの演奏会で、弾かれる曲はある。
そんな中、ラヴェルの【ソナチネ】は、演奏回数では、一番多いかも知れない。

【ソナチネ】という意味は、小規模のソナタ という意味だが、
このラヴェルの曲の場合、
新しい古典的な曲という意味で、この題名を付けたという話もある。

確かに三楽章からなる、小規模の曲だが、
技巧的にも、そして表現力も難しい。
古典的な形式を基にして、聴きやすい音楽だが、
もちろん、和声やリズム、そして、繊細さもラヴェル独特の曲だ。

第1楽章・・・細かい32分音符の上に弾かれる、旋律は、古典的だ。
       しかし、繊細さと、技巧を両方持っていないと、弾けない。
第2楽章・・・メヌェットとなっている。和声は独特だし、
       中間部の盛り上がりも、下手すると、野暮ったくなる。
第3楽章・・・第1楽章の主題も変形されて、顔をだす。
       16分音符と三連符が、ずっと続く中を、旋律がいきいきと歌われる。

この曲、軽やかに繊細に、そして、主題を明確に出して、
古典的な【ソナチネ】をイメージさせる演奏は、かなり、難しいんじゃあないだろうか

ラヴェルは、機械的に弾くと、ちょっと冷たい演奏になると思う。
かと言って、テンポは、あまり崩せないし・・・

とにかく、曲としては、とてもいいけど、
理想の演奏には、めぐりあえない曲だなあ・・・
(と、素人が勝手な事を言っているのです(笑))

【ソナチネ】シリーズ?も、次回で終わりにしたいと思う。(えっ、まだやるの)
さて、問題です。次回の【ソナチネ】は誰の作品でしょうか?
かなりマイナーな作曲家です。知らない人の方が多いです。
乞うご期待
(乞うご期待・・・って、マイナーな人だから期待もなにもしないでいいです・・ははは)


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水の戯れ(ラヴェル) [ラヴェル]

さて、気候も暑くなってきた。
みなさんは、だるだるになっていないだろうか?

クーラーを入れて、過ごそうとも思うのだが、
まだ6月だ。7月までは我慢しよう。
(まあ、少しは、エネルギー削減に寄与しなければ・・・)

そんな、蒸し暑い時には、涼しくなる音楽を聴いて過ごそう。

この音楽日記でも涼しい音楽として、
   水上の音楽(ヘンデル)
   フルートとハープの為の協奏曲(モーツァルト)
   エステ荘の噴水(リスト)
   水の精(ラヴェル)
 等を書いてきた。

ということで、今日は、聴いて涼しくなる曲。
フランスの作曲家ラヴェルのピアノ独奏曲【水の戯れ】である。
(ドビュッシーの【水の反映】とどっちにしようか、迷ったのだけど・・・)
この曲は、G.フォーレに捧げられている。

曲の冒頭に「水にくすぐられて、笑う川の神」という意味の言葉がある。
この曲のイメージは、決まりだ。

そう、冒頭のキラキラした、高音の右手の幅広いアルペジォ。
この部分で、水の中にすっーと入っていける。
うーん気持ちがいい。体感温度が下がっていく。
(でもですね、最初の右手のアルペジォは、私のような人には、
 繊細に粒がそろったppでは、とても弾けそうもありません。)

細かい音符が、せせらぎのように動き、
そして、和声も絶妙だ。
一カ所ある黒鍵のグリッサンドと、そのあとの低音のアクセントの部分は、
印象的だ。
繊細な水のイメージの香りが漂う曲だが、
決して、感情に流されない。
あまり、テンポは、崩さないで弾く方が、この挙には合っている。
実は、曲の構成や、形式も、楽譜をちょっと勉強すると、
とても丁寧に作曲されている。
(えらそうなことを言っていますが、スーパーピアノレッスンの受け売りです。ハイ)

この曲は、リストの【エステ荘の噴水】から影響を受けたと言われている。
確かに、随所で、イメージが重なる場所が多い。

「スイスの時計職人」とか、「精密画家」とか言われたラヴェルの面目躍如たる曲だ。

どうです、涼しくなりましたか?

まだまだ、涼しくなる曲は、数多くある。夏に向けて、機会があれば、
そういう曲を書いていこう。
(バロック音楽や、チェンバロ音楽、ハープの音楽なんていいですね)

しかし、絶対にないと思うが、【鍋焼きうどん】なんていう題名のピアノ曲があって、
ねっとりした、濃い音楽だったら、寒い冬に聴きたくなるのだろうか?
などと、くだらない事を考えている私・・・
(暑くて、疲れているんです。ハイ。もう寝ます。すいません・・・)


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夜のガスパールより【絞首台】(ラヴェル) [ラヴェル]

さて、A型の血液型の人は、几帳面とよく言われる。
しかし、血液型で、なんで性格を分類するんだろう?
私には、よく分からない。
とは、思ってはいるが、そんなに目くじらを立てることでもないだろう。

とは、いうものの、A型の私は、この音楽日記を書き始めて、気になることもある。
(いえいえ、私は全然、血液型の性格分類は、まったく信じていない人ですよ(笑))

例えば、ショパンのバラード1番を書いたら、全4曲書かないと、気が済まなかったり、
なにかの曲集の一部分の曲を書いたら、その全部の曲を書きたくなったり、
している。
これだけいろいろ書いていると、そんなことは、見果てぬ夢なのだか、
以前から気になっていたので、その一曲を今日書いてしまおうと思う。
(たまたま、ある人と、今日この曲が話題になったもんで、つい・・・)

今日の音楽日記は、ラヴェル作曲のピアノ曲
夜のガスパールより【絞首台】である。

夜のガスパールは、3曲からなり、
第1曲の【水の精】第3曲の【スカルボ】は、以前この音楽日記で書いた。
そう、第2曲の【絞首台】をずっと書いていなかったのを
実は、ずっと、気になっていた。
この【夜のガスパール】は3曲で、ワンセットという見方も出来る曲だ。

しかし、気にはなっていたものの、題名も不気味だし、
第1曲の【水の精】と第3曲の【スカルボ】は、単独でも演奏されることは、多いが、
第2曲の【絞首台】は、単独曲として、演奏されることは、まずないと思う。
(よっぽど変わったピアニストなら別かも・・・(笑))
そんなことで、いままで、書いていなかった。

前おきは、このくらいにして、
夜のガスパールより【絞首台】である。
この曲の特色は、なんといっても変ロ音の鐘の音である。
延々と、始めから終わりまで、鳴らされて、
その不気味なイメージの中を旋律の断片が包み込む。

ある有名なピアニストは、この鐘の音を弾くのに、
場所によって、何種類もの違う弾き方が必要と言ったそうだが、
この曲は、ペダリングも大変だ。
この単純な鐘の音の雰囲気を変えて弾くのは、どうするのだろう?

中間部の右手の単旋律もなんともいえない。

この曲のイメージは、確かにこの曲の基となった詩の
「・・・寒い夜空の風のうめき声か、絞罪人のため息か・・・町に響く鐘の音・・・」
という、不気味な幻想の世界をすばらしく表現している。

しかし、譜面を見て思ったのだが、
どうせなら、20と23小節目も同じリズムにしてほしかったなあ・・・
確かに、一人でこの旋律と鐘を同じリズムでは、ピアノでは、弾けないけど・・・

まあ、そんなことは、おいといて、
曲想は、違うのですが、
私は、この曲を聴くと、矢代秋雄のピアノ協奏曲の第2楽章も思いだすのです。
ある音の一定の繰り返しは、確かに不気味なものです。

不気味なイメージという意味では、一級品のピアノ曲であることは間違いない

しかし、不気味な曲は、クラッシック音楽に多数あるけど、
やっぱり、あまり書きたくないなあ・・・


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