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ピアノ五重奏曲 イ長調【ます】(シューベルト) [シューベルト]

今回の音楽日記、区切りの500記事目です。
さて、何の曲にしようかなあ、と考えていたのだけど、
いまでの、この音楽日記の区切りの記事なんだか覚えている人いますか?

ちなみに、
   最初の記事・・・秋のスケッチ(ギロック)
   100記事目・・・25の練習曲(ブルグミュラー)
   200記事目・・・ニースの思い出(ヨハン・シュトラウス)
   300記事目・・・エリア(メンデルスゾーン)
   400記事目・・・ニュルンベルクのマイスターシンガー前奏曲(ワーグナー
でした。

いやいや、いろいろな曲を選んでいるけど、一貫性がないなあ・・・
今日の記事は、どうせなら、ピアノも管弦楽も声楽も入った曲を考えていたら、
ブゾーニのピアノ協奏曲を思い出したのです。
で、うーん、えーと、まあ、それでもよかったのだけど、
この曲、あまりに、無名、怪作(本当)なので、またの機会にするとして、

ピアノも入って、弦楽も入って、声楽の主題も使われている
有名な室内楽を書いてみよう。(ははは、この選曲、無理矢理だな)
まあ、今年は、ピアノ曲以外にも室内楽と声楽に力を入れると言ったし・・・

ということで、今日の音楽日記は、シューベルト作曲の
ピアノ五重奏曲【ます】です。

この曲の構成は、通常のピアノ五重奏と違って、コントラバスが追加される。
(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス・ピアノ ですね)
(通常のピアノ五重奏は、ヴァイオリンが2台となりコントラバスは、ありません)
でも、全体の響きは、重くなるわけでは決してないと思う。

そして、この曲の第4楽章は、曲名をしらなくとも、
誰もが、一回は、耳にしたことのあるシューベルトの有名な歌曲【ます】の旋律の変奏曲だ。

私は、この曲、確か、
最初、小学校か中学校の音楽の時間に聴いた(いや、聴かされただな)
記憶がある。(有名な「ます」の部分だけだったと思うけど・・・)
多分、その時は、寝ていました(笑)

その後、クラシック音楽を聴くようになって、
再び聴いたけど、劇的な音楽でもないし、だらだら音楽が流れる感じがして、
いい音楽だけどなあ・・・程度の感想だった。

ただ、歳をとって聴くと、音楽史に残る世紀の傑作 なんてことではないけど、
こういう幸福感のある音楽も、いいなあ。と思えるようになってきました。
いやいや、本当に、メロディラインといい、リズムといい、自然な流れの中で、
音楽が、聞こえてきて、幸福感に浸れます。
こんな音楽は、シューベルトしか書けないかもしれません。

劇的な音楽、描写音楽、深刻な音楽、技巧的な音楽を書くよりも、きっと、
こういう音楽を書く方が難しいと思う。

第1楽章の楽しさ、
第2楽章の美しさ、
第3楽章の野暮ったくないスケルツォ
第4楽章の技法としては、単純な変奏だけど、音楽としては、すばらしい。
第5楽章のいつ終わるかわからない、音楽の流れ(笑)

BGMで聴くもよし、
ゆっくり、本を読みながら聴くのもよし、
もちろん、音楽に体をまかせて聴くのもいい。

と、ここまで、書いてきたのだけど、
一つだけ、私には、いまだに気になる箇所があるのです。

それは、第5楽章の構成なのです。
シューベルトのこの曲の終楽章に、がっちりした答えのある構成を求める訳でないのてすが、
この第5楽章は、変わっている。
大きく2つの部分に分かれるのだけど、
この2つの部分は、まったく同じで、ただ、調が違うだけの構成なのです
(最初は、イ長調からニ長調 二回目は、ホ長調からイ長調 です)
うーん、これって、変な構成ですよね。
これを考えながら聴くと、どうも、音楽に入り込めないのです
ははは、そんなこと考えなければいいのですけどね・・・

この曲、旋律やリズムが単純すぎるとか、
セカンドヴァイオリンが無い分、響きが薄いとか、
構成が・・・
とかの批評があるかもしれない。
でも、こんな幸せな音楽、なかなか書けませんよ。

いい曲です。

あれっ、鱒(ます)って、どんな魚だったっけ???
早速 調べてみようっと

****************************************************************************
さてさて、500記事です。

「500記事は、特別なことはありません、単なる通過点です」
なんて、かっこよく、書ければいいのだろうけど、
正直、よく書いてきたあ。
自分で自分をほめてあげよう(笑)

最初の頃は、1記事/1日 だったのに、
最近は、めっきりペースダウンしている。

しかし、継続は力なり

人、それぞれ違うけど、
私は、クラシック音楽があるおかげで、
随分(ちょっとだけ?)、人生が楽しい(うーん、大げさかな(笑))

決して、大きなことは、書けないけど、これからもいろいろな曲を聴いて、
このブログでは、クラシック音楽の一ファンとして、いろいろ書いてみようと思う。
これからもよろしくお願いします。

目標は、1000記事かな

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交響曲 第5番 変ロ長調(シューベルト) [シューベルト]

さて、前回、シューベルトの交響曲【グレート】を書いたので、
今日は、私が、なぜか、昔から好きな交響曲の一つを書いてみよう。

今日の音楽日記は、シューベルト作曲の交響曲 第5番です。

第5番というと、どうしても、ベートーベンの「運命」がある為、
なぜかしら、劇的なものを期待するかもしれない。
(同じように、第9番 というと、記念的な作品を期待してしまうかも)
でも、シューベルトの第5番は、全然そんな劇的な音楽ではない。

第1楽章
 軽快で、楽しい主題の掛け合いで始まる。
 そして、この楽しい雰囲気が最後までつづく。
第2楽章
 アンダンテの楽章で、とても、心が落ち着く音楽です。
第3楽章
 メヌェットです。うーん、どこかで聴いたことのあるような音楽かも
第4楽章
 心地よく、音楽がスムーズに流れます。いやいや、気持ちいい音楽です。

この曲、編成が、とても小さくこじんまりしている。
で、モーツァルトっぽい曲想かもしれない。

この曲、昔、FMで聴いたのが最初だったかも知れない。
その時、普通に聴いていたけども、音楽が、すっーと入ってきて、
とても幸せな気分になったなあ。
初めての出会いが、良かったのかもしれない。

実は、シューベルトの交響曲の中では、未完成より、グレートより、
この曲の方が個人的には、好きなのです。

この曲のどこがいいのかなあ・・・
モーツァルトでもいいじゃあないか、とも思うし
シューベルト後期のピアノソナタのような感じは、皆無だ
グレートのような堂々たる音楽でもない。
小さな音楽会の為に、ささっと、作曲したとの話もある。

でも、この、あっさりした楽しく心地よい音楽を、
車の中とかで、聴くのは、結構、幸せですね

演奏するのも、楽しいかも・・・

今日の音楽日記は、この曲のように、あっさりと・・・(笑)

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交響曲 第8(7,9)番【グレート】(シューベルト) [シューベルト]

男は、日曜日の夜9時過ぎに、家に帰った。
「ただいま」
家に帰ると、居間から、家族の声と、
なぜか、クラシック音楽が、聞こえる。
そうか、N響アワーの時間か、
おっと、すごく聴き覚えのある音楽だ。
管弦楽曲だ。交響曲っぽいけど、
あれっ、あれっ、この曲、なんだったかなあ・・・

居間に入ると、突然、妻が言った
「今、テレビをつけたのだけど、この曲なあに?」
おいおい、テレビを最初から見ていなかったのか?
その時、娘が言った。
「お母さん、クラシックで、お父さんが知らない曲なんて、ないよ」
娘よ、そんなことは、ないのだよ。
クラシック音楽は、星の数ほどあるのだぞ。
しかし、この状態は、まずい。
このテレビで演奏している曲、なんだったかなあ・・・
ちょっと、口ごもっていると、二人して、
「あれ、お父さん、この曲、知らないの?」

いかん、いかん、ここで、父親の威厳をみせなくては、
でも、なんでだろう、すごく有名な曲だと思うのに、
なんか、すぐには、題名が思い出せない。
うん、こんな時は、推理してあてるしかない。

「外から帰ったので、ちょっと、手を洗って、うがいしてくる」
男は、洗面所に行った。
あせるな、落ち着け、有名な曲だ、すぐ思い出すはずだ。
曲の響き、旋律、和声、どう聞いても、
ベートーベン以後、ブルックナー以前だし、
絶対、フランス系ではない。
ドイツ・オーストリア系だな。
でも、ブラームスなら、ヴァイオリンの高音をもっと使用するし、
シューマンか?
頭の中に、すばやく、シューマンの4曲の交響曲の主題がよぎる
どれも違う・・・
ウェーバーか?、メンデルスゾーンか?
いやいや、違う。もっと有名な曲だ
かすかにテレビの音が聞こえてくる。
シソソラ・シソソシ・ドレミミ・ドレミミ・・・
あー、なんか、よく聴いていた音楽なのに、
題名がでてこない。

男は、意を決して、妻と娘のいる居間にもどった。

「お父さん、実は、この曲、わからないのでしょう」
妻が言った。
さすがだ、するどいぞ・・・
「いやいや、これは、有名な曲だね、もちろん知っているよ」
まずい、自分を追い込んでしまった。後にはひけない。
男の額には、汗が出てきた。

どうする・・・

そんな時、テレビから、雄大な旋律が、響いた。
ドーレミ・ラーシドー・ファーレミー・・・・

シューベルトさん、ありがとう。
曲の最初の導入部の主題を、第1楽章の最後にも、再現させてくれて、
(チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番のように、再現しなかったら、まずかった)
これで、題名を思い出した。

その男は、勝ち誇ったように言った。
「この曲は、シューベルトの交響曲【グレート】と言ってね・・・・」
そして、続けた
「で、この曲は、ああで、こうで、そして、・・・・・うんたらこうたら・・・」
ここまでくると、妻と娘は、男の言葉をまったく聞いていなかった。

***************************************************************************
す、すいません。上は、一週間前の実話です。
でも、すごく知っている曲なのに、題名が出てこないことって、ありますよね。

今日の音楽日記は、シューベルト作曲の交響曲【グレート】です。
この曲について、調べると、曲の音楽的内容より、

 交響曲第9番→第7番→第8番になった経緯とか(個人的には8番は、未完成なんです)
 第一楽章の主題は、最初は、こんな形だったとか
 シューマンが「天国的な長さ」とか言ったとか
    等々
そんなことが書かれている場合が多い。
でもね、そういうことも、もちろん面白いけど、
この曲の音楽は、とてもすばらしいと思う。

確かに、全4楽章聴くと、長い。
でも、シューベルトの曲の中では、
歌と、構成力とが、絶妙なバランスを取っていて、
雄大で、ロマン的で、でも、シューベルトしか書けない旋律で、あふれている。

この曲を、最初に聴いたのは、いつだっただろう
昔々、確か、フルトベングラーファンの友人に、
「フルベンのシューマンの第4番と、シューベルトのグレート は、絶対に聴け」
とか言われて、聴いた気がする。

シューベルトのグレートを最初に聴いた時は、
出だしの旋律は、気に入ったものの、
そんなに劇的でなかったので、最後まで聴くと、長くて、長くて、
どうも、全4楽章、聴くということは、なかった気がする。

いつからだろう、肩の力を抜いて曲が聴けるようになって、
初めて、なんとなくだけど、音楽の中に体をゆだねて、
この曲を聴くと、良さがちょっとだけわかった気がした。

私が思うに、この曲、シューベルトの交響曲の中では、
構成力が強い なんて、言われているけど、
あまり、そんなこと考えず、聴く方が、いいと思うなあ。
第1楽章の雄大さ、(やっぱり、最初の主題は、いつ聴いてもいいです)
第2楽章の歌心、(オーボエの旋律、粋ですよね)
第3楽章のシューベルトならではの流れる歌のようなスケルツォ
第4楽章のいつ終わるともわからない音楽の時間

まあ、こういう曲を力を抜いて聴けるようになったのも、
歳をとったせいかもしれません。

えっーとですね、随分、ロマン的な演奏で、現在は、はやらないかもしれないけど、
フルトベングラーのこの曲の演奏、結構好きです。というより、一番好きかな

さてさて、今日の音楽日記は、前書きもあって、かなり長くなってしまった。
でも誰も、「天国的な長さ」とは、言ってくれないだろうなあ(笑)

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アヴェ・マリア(シューベルト) [シューベルト]

さて、今年最後の音楽日記です。
今日は、本文に入る前に、
今年の【みどりのこびとちゃんの音楽日記】をちょっとだけ回想してみよう。

今年の音楽日記は、カサド作曲の【親愛なる言葉】で始まった
(この曲、短いけど、とても情熱的で好きな曲です。)

その後、作曲家では、
シューマン(ピアノ曲ばかり、続けて4曲紹介したなあ、ついでにクララの作品も)
ブラームス(管弦楽曲から、ドイツレクイエムまで、続けて5曲紹介したな)
メンデルスゾーン(ピアノ曲を中心に4曲続けて紹介)
リスト(ファウスト交響曲~聖エリザベトの伝説まで、5曲続けて紹介)
等々

そして、ジャンル別だと、
ギター協奏曲シリーズ(3曲も書いてしまいました)
チェロ協奏曲シリーズ(5曲も書いてしまいました)
等々

変わったところでは、
道化に関する曲シリーズ(なんで、こんなシリーズ4曲も書いたのだろう(笑))

私が知らなかった新しい曲との出会いもいろいろあったなあ・・・
フィンジ作曲の【ピアノと弦楽の為のエクローグ】(イメージが、すばらしい)
ピアソラ作曲の【フーガ・イ・ミステリオ】(この曲は、かっこいい)
シューマン作曲の【オラトリオ 楽園とペリ】(今年、最大の収穫です。感謝)
クレンゲル作曲の【チェロ協奏曲第4番】(いい曲です。聴いて損はしません)
グリエール作曲の【コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲】(声がすばらしい)
等々

変わった記事では、
ショパンの【ピアノソナタ第2番】の記事(私のピアノ曲のベスト10を書いてます)
ベートーベンの【ピアノ協奏曲第4番】の記事(私の字のきたなさがわかります(笑))
ルヴィンシュタインの【へ調のメロディ】の記事(エイプリルフールの記事ですよ)
等々

ははは、今年もいろいろ書いてきたけど、
最後の方は、ジャンルが広がって、ちょっと混乱ぎみ(笑)
まあ、いろいろ聴いて、ジャンルが、広がった年だったような気がする。

今年の回想は、このくらいにして、
今年最後の音楽日記を書こう。

シューベルト作曲の有名な声楽曲【アヴェ・マリア】です。
えっ、なんで、この曲かって?
いやいや、クリスマスの時期に、
「アヴェ・マリア」ばかり、いろいろな作曲家の入ったCDを車で聴いていたのですが、
これが、なかなかよかったのですね。
それに、今年最後の曲は、なんか、落ち着いた曲にしたかったし・・・

本来、この曲、歌詞は「湖上の美人」からとられており、
純粋な宗教曲ではないらしい。
でも、とてもおだやかで、敬虔で、
美しい歌声で聴くと、とても、心が落ち着く。
難を言えば、あまりに有名すぎることかなあ(笑)

さて、この曲には、フランツ・リストが、
ピアノ独奏用に編曲したものがある。

これが、また、すごいんです。
リストの他のオペラパラフレーズと違って、
シューベルトの歌曲編曲は、原曲のよさを生かしながら
ピアノでしか表現できない、すばらしい編曲となっている。
この【アヴェ・マリア】は、3段譜からなっており、
原曲の簡単な伴奏が、両手での和音アルペジォになっており、
右手と左手で、旋律は、中間の音域で歌われる。
豊かな響きの中で、歌われる旋律、すばらしいピアノ独奏曲となっている。
ただ、この編曲、聴く分にはいいのですが、
絶対に、普通の人には、弾けないなあ・・・
これ、旋律をピアノで歌うには、無茶苦茶難しいと思う。
超絶技巧練習曲より難しいと思うなあ・・・
プロ中のプロしか弾けない編曲だけど、すばらしい編曲だと思う。

さてさて、今年一年間、このブログを読んでくださった皆様、ありがとうございました。

来年は、もっと、更新回数増やして、
いろいろなジャンルを書いていきたいと思います。


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ピアノソナタ 第20番 イ長調(シューベルト) [シューベルト]

さて、この音楽日記に書きたい曲は、山のようにあるのだけど、
なかなか、文章を書く時間がない。
さて、今は、夜中だ。
なんの曲を書こうかなあ・・・

先日、テレビで、ブーレーズのピアノソナタ第1番をやっていたので、
この現代的だが、美しい曲?について、書こうかなあ・・・

それとも、日曜日の夜に、マクドナルドに入って、コーヒーを飲んでいたら、
信じられないことに、
ピアノ編曲版のブラームスの交響曲第4番がBGMで、流れていたので、(本当!!!)
これについて、書こうかなあ・・・

などと、いろいろ思い浮かぶのだが、
今日は、シューベルトのピアノソナタ 第20番にした。

実は、私、推理小説大好き人間なのです。
アガサ・クリスティ、エラリー・クイーン、カー等の昔の巨匠は、
中学、高校時代に、ほとんど読んだし、
日本の最近の作家も大好きなのです。

綾辻行人という作家を知っていますか?
この人の書いた、「十角館の殺人」は、傑作と評判が高い。
(私もこの作品を読んだ時、騙されましたね)
この作家の最新作に「暗黒館の殺人」という本がある。
単行本で全4冊で、とてもとても長い小説なのだが、最近やっと、全部読んだ。
まあ、万人に勧められる内容でもないし、
推理幻想小説?のような感じだし、
奇抜なトリックがある訳でもないのだが、(あるといえばあるか・・・)
しかし、この小説には、雰囲気がある。
もうそれだけで、小説の中の幻想に引き込まれる・・・
小説には、雰囲気が、絶対に必要だ。

さて、前おきが長くなったが、この小説の最後に、
幻想的に、暗黒館という館の中で、ピアノの音色が流れる場面がある。
本筋とは、関係ないのだが、
その曲が、シューベルトのピアノソナタ第20番の第2楽章なのである。

この曲の、この楽章の音楽を知っていると、
これが、ぴったりの場面なんだなあ・・・

さて、シューベルトのピアノソナタである。
以前、16番21番について、書いた。
その時にも書いたが
本当に、昔は、シューベルトのピアノソナタが苦手だった。
でも、今では、一人で、ゆっくり、雰囲気を味わいながら、聴くことが出来る。
歳をとったのかなあ・・・
とくに、なにかをイメージする訳ではないが、
雰囲気が、すごくいいと思える瞬間がある。

この20番のピアノソナタは、
情熱の第1楽章、
とびはねるような第3楽章、
歌がいつまでも続く第4楽章
どれも、夜一人で、聴く音楽には、いいのだけど、
やはり、この曲は、第2楽章がいい。
美しい旋律、単純な伴奏だが、
幻想的な雰囲気が、この楽章を覆っている。
延々と、続いていてほしい音楽だ。
この雰囲気は、なんなんだろう?
単調なリズムが、心の記憶を、おもい起こさせるような音楽だ。

夜、寝れない時、一人で聴くのに、お勧めの音楽です。
けっして、甘いだけの音楽ではありません。


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ピアノソナタ第16番 イ短調 D845(シューベルト) [シューベルト]

さて、今日の音楽日記は、音楽とは、関係ない話題で始まる。
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家で、娘の勉強を一緒にやっていたら、
社会の問題に、こんな問題があった。
「静岡県は、茶の産地ですが、【茶】という文字が入っている、
 ことわざ、又は、慣用句を一つ、書きなさい。」
(あのう、これって、社会の問題でなく、国語の問題のような気が・・・)
皆さんは、答えが、すぐ、わかりますか?
まあ、この答えは、今日のブログの最後に、書くとして、
(ちょっと考えてみてくださいね)

このあと、なにげに、下記の問題を、私が、かみさんと娘に出した。
 【赤という漢字が入っている、四字熟語を一つ書きなさい】
実は、ふと、私の頭によぎった、思いつきの問題で、解答は、私にもわかりません(笑)
(解答は、あるのかなあ? ないような気が・・・多分)

とは、言っても、娘とかみさんは、ほぼ同時に紙に、解答らしきものを書いた。

娘の解答→【財政赤字】
うーん、これは、厳密には四字熟語でないにせよ、いい答えだ。

かみさんの解答→【赤字覚悟】
うーん、これは、しかし、うーん、・・・

でもなんで、二人とも、赤字という語句が入っているのだろう
二人とも、我が家の状態がよくわかっているのか(笑)

上記の話は、本当の話です。決して受けをねらって書いたのではありません。
(だいたい、このブログで、受けをねらって書いてどうする?)

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さて、話を音楽に戻そう
赤字ということで、今日は、貧乏な作曲家の曲を書いてみよう。
(ははは、なんという無理無理のこじつけの理由を)

今日の音楽日記は、生前はかなり貧乏だったシューベルトのピアノ作品だ。
【ピアノソナタ第16番 イ短調 D845】です。

もちろん、あの「のだめカンタービレ」でも、重要な場面で、使用された曲だ。
(この曲、このおかげで知名度が上がったかも)

皆さんは、シューベルトのピアノソナタについて、どんなイメージを持っていますか?

過去記事のシューベルトのピアノソナタ第21番のところでも書いたが、
つい最近まで、私は、シューベルトのピアノソナタは、苦手だった。

理由は、(昔も書いたのだが・・・)
 ・時間が長い割に、あまり劇的な展開は、無いかなあ
   (いやいや、それが良いところだとも思うのですが・・・)
 ・音楽の構成力は、ベートーベン等の方があると思うし・・・
   (でも、構成力って、なんだ?)
 ・ピアノ音楽の歌という点では、ショパンなどのロマン派の方が好きだし・・・
   (シューベルトの歌は、独特かも)
 ・なんか、一楽章に比べて最終楽章が軽く、竜頭蛇尾の構成だし・・・
みたいだったのです。

ということで、20曲以上もあるシューベルトのピアノソナタは、
結構レコードやCDを持ってはいたが、最近まで、あまり聴かなかった。

特に、この【ピアノソナタ第16番 イ短調 D845】は、
以前は、ちょっと地味だなあ、程度の感想しかなく、
譜面を見て、音楽を聴いてても、眠くなったりしたものだ

でも、最近は、シューベルトのピアノソナタは、
結構いいと思うようになってきたのです。

この【ピアノソナタ第16番 イ短調 D845】にしても、
第1楽章の出だしの特徴的なユニゾンのモチーフから、
いろいろと、変化がって、この変化が劇的でないのだが、
音楽の流れが、すばらしくいいのです。
第2楽章は、シューベルトならではの歌の変奏で、飽きることがない
第3楽章は、ちょっと力強く、絶妙な和声がおもしろい。
第4楽章は、盛り上がりを期待してはいけない。
でも、よく聴くと、音楽の流れの中で、フィナーレにふさわしい十分な雰囲気がある。
(昔から思っていたのですが、パガニーニの主題が聞こえますよね(笑))

シューベルトのピアノソナタは、聴こうとして聴いては、いけないと思う。
そして、譜面を見て、聴いてもつまらない。
演奏も、聴かせようとする演奏は、つまらない。
(例えば、この第16番の最初のモチーフの4小節目にritがあるが、
 ここを、あまり、重々しく弾くと、なんだかなあ・・・になるような気が・・・)

シューベルトのピアノソナタの音楽は、小手先の技巧や、
理論に基づいた構成力を聴くのではなく、
全体の雰囲気をイメージして、聴かないと、長いだけの曲になってしまう。
そう、肩の力をちょっと抜いて、シューベルトの音楽の世界に入ると、
とても美しく、すばらしく響く。
そんな曲達だと思う。
ただ、それには、ゆったりした時間が必要かも

まだまだ、全部のピアノソナタをゆっくり聴いていないが、
そんな時間が欲しい私です。

追記
さてさて、最初の問題の答えです。
「静岡県は、茶の産地ですが、【茶】という文字が入っている、
 ことわざ、又は、慣用句を一つ、書きなさい。」

わかりましたか?

答えは、
「へそが茶を沸かす」「お茶の子さいさい」「お茶を濁す」等々
いっぱいあるみたいです。ハイ


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【さすらい人】幻想曲(シューベルト) [シューベルト]

うーん、今日の音楽日記も結局、ピアノ曲では、大曲の部類に入る曲になってしまった。

さて、シューベルトのピアノ曲というと、
愛らしい小品か、
技巧は前面に出さず、
すばらしい歌の旋律であふれた数々のピアノソナタかということになると思う。
そういう一般的なイメージから考えると、
今日の【さすらい人】幻想曲は、シューベルトのピアノ曲では有名な一曲だが、
一回聴くと、そのダイナミックスな音楽で、異質な曲と思えるかもしれない。

この曲は、実質的には4つの部分からなり、実質ピアノソナタと言ってもいいと思う。

曲は、フォルテシモの特徴的なリズムに始まり、
華麗な技巧を見せる第一楽章。
(この楽章は、16分音符とオクターブだらけですね)
この曲の題名ともなっている、自作歌曲【さすらい人】の変奏の二楽章
(この幻想的な音楽はすばらしい。
 でも、楽譜だけ見るととてもシューベルトとは思えない程、音が詰まってます)
スケルッオ風の三楽章。
(この軽い感じが次の部分につながりますね)
両手オクターブのフーガ風の豪快な始まり(ここ好きですね)
最後の盛り上がりも他のシューベルトのピアノソナタでは聴けない。
(いやあ、すごく盛り上がります。)

この曲には、シューベルトの好きなリズム
チャー・チャ・チャ チャー・チャ・チャ・・・・・・・
(歌曲さすらい人の最初のリズムでもありますね)
がすべての部分で出現する。
そういうことでは、統一感があり、あきさせない。(ちょっと、しつこいけど・・・)

しかし、そんな曲だが、絶対に外面的だけの曲ではないと思う。
シューベルトが自由に曲を書こうとして、
(この曲は、シューベルト自身が幻想曲と名付けています)
このようなピアノ技法が必要だったと思えるのです。
とにかく、シューベルトの歌と、ピアノ技巧が重なったたぐいまれな名曲かも知れない。
(こんなこと書いていて、しかし、ちょっとだけ、この結論に自信がない私(笑))

とにかく、シューベルト自身もまともに弾けなくて、
「こんな曲は、悪魔に弾かせろ」と言ったとか・・・

さてさて、こんな曲なのだが、面白い編曲がある。
このシューベルトの【さすらい人】幻想曲を知っている人は、
一回ぐらいは、聴くだけの価値はあるだろう。

それは、ピアノの魔術師フランツ・リストがこの曲を基に、
ピアノと管弦楽のためのピアノ協奏曲に仕上げた編曲作品だ。
この編曲は、曲の構成は、ほぼ変えていない。
最初、管弦楽で主題が提示され、ピアノが弱く入ってくる場所など、
シューベルトのピアノ協奏曲として、十分聴ける。
例えば、第2楽章のピアノと管弦楽の対比など、とても美しい。
また特徴的なリズムは、さらにいろいろなところで、強化されている。
所々、リストの対旋律も効果的だ。

さて、この編曲に対する意見はいろいろだ。
「巧妙の極み」(ツェルニー)
「感嘆すべき名曲」(ビューロー)という意見もあるし、
「原曲のスタイルをぶち壊している」
「シューベルトにピアノ協奏曲がないのは寂しいが、これはかけ離れている。」
という意見もある。

私は、どう思うか?

うーん。この曲の評価は、個人的にも難しいなあ。
リストのシューベルトの歌曲のピアノ独奏編曲は、結構、好きなのだが、
この【さすらい人】幻想曲のピアノ協奏曲編曲は、
シューベルトの音楽ではないし、リストの音楽でもない。
しかし、逆にシューベルトの音楽とリストの音楽の融合とも言える。
(ははは、何を言っているのかわからなくなってきましたね・・・)

そんなことを複雑に考えずに、
多分、原曲を知らずに、この作品だけを聴くと、とてもいい曲と思うのだが、
音楽は、難しいなあ・・・

まあ、暇な時にでも、みなさん聴いてみて、自分で感じてください。
(決して、自分の結論を逃げている訳ではありません・・・かな(笑))


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楽興の時 全6曲(シューベルト) [シューベルト]

さて、管楽器の協奏曲を三回続けて書いたが、
本当は、まだまだ、書きたい曲がいっぱいあることに気が付いた。
オーボエ協奏曲だって、モーツァルトもR.シュトラウスもすばらしいし、
サキソフォーンの協奏曲もある。
まあ、これらは、別の機会にして、今日は、ピアノ曲にしよう。

さて、シューベルトは、ピアノ曲も数多く作曲している。
昔の音楽日記にも書いたが、シューベルトのピアノソナタは、以前は、苦手だった。
(まあ、長かったせいもあるのかもしれません。)
しかし、今は、シューベルトのピアノソナタを違和感なく聴けるようになったし、
旋律と和声の美しさだけでなく、なかなか、味わい深いものだと思えるようになってきた。

そんな、私だか、シューベルトのピアノ音楽で、即興曲集とならんで、
昔から、よく聴いていた曲集がある。

それが、今日の音楽日記の曲。【楽興の時】全6曲である。
(どれも短くて、聴きやすかったからですね ハイ)

さて、シューベルトの【楽興の時】というと、
なんといっても、有名なのは、第3番だろう。
「ピアノ名曲集」とかには、間違いなく入っている。
もちろんこの曲も、短く、特徴的な曲で、いいのだが、
実は、私は、この曲集の中で、別の曲も好きなのだ。
ということで、今日は、この曲集全6曲をまとめて紹介です。
全6曲とも、長い曲でも6分程度、短い曲は2分以下の小品で
どれも各々、特徴をもった曲達だ。

第1曲
  一瞬の音楽という感じの動機で始まり、中間部は、歌うシューベルトの面目躍如。

第2曲
  静かな、悲しい歌で始まる。
  しかし、美しさという点では、この曲集で一番かもしれない。
  中間の旋律も秘めた情熱という感じで、味わい深い

第3曲
  さてさて、超有名な曲です。
  (タッタラタッタ ターンターン タッタラタッタ ターンターン ・・・ですね)
  左手は、スッタカートで一定のリズムを刻む。
  しかし、なんていうことは無い曲なのに、どこか、すてがたい魅力がある。
  こういうリズムは、シューベルトは、よく作曲してますね。(ロザムンデのバレエ音楽もそんな感じ)
  この曲、最初は、「ロシアの歌」との題名だったらしい。
  うーん、そういわれても、ロシアっぽくないと思うのですが・・・私だけ?

第4曲
  この曲、なぜか無性に好きなのです。
  16分音符が流れ、旋律というものはないのですが、とても和声がすばらしく、
  絶妙な古典的な味を出している。
  また、左手と右手の流れが、実にうまく響くのもいい。
  中間部は、リズム主題で、統一され、また、16分音符の流れに戻る。
  聴いていない人は、是非聴いてみてくださいね。

第5曲
  スケルッオ的な飛び跳ねるような曲。
  ピアニスティックな曲だが、一つのリズムで、これだけ聴かせるのは見事。

第6曲
  これもお勧めの一曲。
  シューベルトの祈りの曲だと思う。
  技術的には、難しくないか、ピアノで音を出してみると、
  とても充実した和音が続き、とても心が落ち着くし、洗われる。
  この曲集は、いろいろな曲を勝手に集めたらしいが、
  この曲集のしめくくりに相応しい曲だと思う。

この曲達は、別々に書かれたものをまとめたらしい。
しかし、必然性は、ないが、通して6曲を聴くと、とても良い配置になっていると思う。
シューベルトでなく、出版社の都合らしいが、いいではないか。・・・

原題を直訳すると、音楽の一瞬という意味らしい。
しかし、【楽興】って言葉は、辞書にあります?


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アルペジオーネ・ソナタ(シューベルト) [シューベルト]

さて、約一週間ぶりの音楽日記である。皆さん、お久しぶりです。
皆さんは、このゴールデンウィークをどう過ごされたのだろう?
私は、優雅に、ヨーロッパに一週間旅行に行って・・・
イタリア・スペイン・フランス等々・・芸術の香りをする都市を回り・・・
そして、美術館をめぐり・・・
高級リゾートホテルに泊まり・・・

す、すいません。まっ赤なウソです。
だいたい、お昼を400円の弁当にするか、パンを2つ買って、300円台にするか
を毎日、真剣に考えるサラリーマンには、とてもそんなお金もなければ、暇もありません。
(あーあ、上の文章をウソではなく、書きたいところです。・・・トホホ)

まあ、しかし、この四連休は、
娘のバレエのコンクールやら、
姉の新しいパソコンのセッティングやら、
なんやかんやで、結構忙しかった。
ゆっくり、オーディオの前で、クラッシック音楽を聴いたり、したかったのだけどなあ・・・
(本当は、熱狂の日のコンサート行って、なんでもいいから、雰囲気を味わいたのですが)

と、愚痴はこれくらいにして、(笑)
今日は、歌う楽器チェロでよく弾かれる名曲だ。
(何故か、今日は、そういう曲を聴きたがったのです。)

今日の音楽日記は、シューベルト作曲の【アルペジオーネ・ソナタ】だ。

原曲は、ギターのようにフレットがあり、弦が6弦あるが、弓を使って演奏する
アルペジオーネという楽器とピアノの為の曲だ。
この楽器は、なぜか、世の中から消えてしまったようで、
現在では、この曲は、チェロとピアノの演奏でよく弾かれている。
(もちろんアルペジオーネという楽器での録音もある。)

この曲、私は、確か高校生の時に初めて聴いたと思う。
土曜の午後のFMラジオで、初めて聴いたとおもうのだが、
最初の主題を聴いて、なんと美しい曲だと一瞬で思った記憶がある。
(当時の私の胸にジーンときましたね)
多分、私と同じ感想をもつ人は、きっといると思う。
それほど、この曲の最初の旋律は、魅力的で、はかない、美しい歌だ。

しかし、一楽章だけではない。
第二楽章のアダージョは、単純な旋律で短いが、本当に心にしみいる音楽だし、
(最近では、一楽章より二楽章の方が好きになっていますね)
第三楽章のアレグレットは、明るく、リズミックで、どこか民族的な響きの箇所もあるが、
本質的には、歌にあふれた楽章だと思う。

この曲、昔は、あまーく歌う演奏が好きだったが、
歳をとってくると、ちょっと理知的に歌う演奏も好きだ。
ピアノ音楽は、ピアニストによって、もちろん違うが、
チェロの音楽は、チェリストによって、本当に全然表情が違う。
よく言われるように、人間の声に近いからだろうか?
(アルペジオーネの演奏を聴いてみた。音に延びがちょっとなく、おもしろいですよ)
シューベルトのこの曲の旋律は、チェロの音色にぴったりだ。と思う。

しかし、この曲を聴くと、甘くせつない高校生の時代に、初めてこの曲を聴いた時を
いつも思い出すのです。
(うーん、そんなことを思うのも、私も歳をとったということか・・・)


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即興曲 作品142-3(シューベルト) [シューベルト]

さて、最近は、大曲や、力の入る曲ばかり聴いていたので、
ちょっと、心あたたまる曲を聴こうと思い、
デジタルオーディオに、シューベルトの即興曲全8曲を入れ、
今日の通勤途中に、ずっと聴こうと思っていたら、
なんと、デジタルオーディオが壊れてしまった。
うーん、買い換えるしかないか(どっから、お金がでるんだあ・・・あーあ・・・)
昼食代をまたまた節約だあ・・・

ということで、家に帰って、夜中にCDでシューベルトの即興曲を聴いている。
今日の音楽日記は、シューベルトの8曲の即興曲の中から、
多分、一番有名な曲、作品142の第3番である。
(ちなみに、この8曲の中で、私が一番好きなのは、
  作品90の第1番です。ちょいめずらしいかも・・・あなたは、どの曲?)

この作品142の第3番は、有名曲だけあって、すばらしい。
この曲は、シューベルト自身の劇音楽「ロザムンデ」の中の主題をもとにした
変奏曲となっている。
この主題は、とてもとても有名で、シューベルト自身、このピアノ曲の他に、
この主題を用いて、弦楽四重奏曲も作曲している。

主題からして、シューベルトの音楽で、ピアノが歌うと言う感じである。
その後、5つの変奏が続くわけだが、
リズムが変わったり、短調になったり、16分音符になっても、
歌うという概念は、変わらない。

これが、リストの変奏曲なら、ダブルオクターブでガンガンだし(間違いない)
ブラームスの変奏曲なら、構成がもっと強固で、最後にフーガかパッサカリアだな(笑)
ラフマニノフの変奏曲なら、分厚い和音で、ゆっくりの変奏は、映画音楽だ(多分)

しかし、シューベルトの音楽は、そんな音楽ではない。
シューベルトのこの即興曲は、音楽の流れが、すごく自然な変奏曲だ。
音の流れに身をまかせれば、歌が聞こえてくる。
そして、それだけかと思うと、最後の静かなそして、とても印象的なレントの9小節。
じーんとくる終わり方だ。

とても、心が音楽で幸せになれる曲だと思う。

シューベルトの8曲の即興曲は、どれも、特徴的だが、
どれも、清く、正しく、美しく、の曲だ。
弾く方も、聴く方も喜べるかな。
こんなピアノ曲は、貴重な存在だと思う。

しかし、シューベルトって、あまり歌い過ぎて、テンポをゆらすと、
さまにならないのだなあ、これが・・・


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