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前奏曲集より 月の光が降りそそぐテラス(ドビュッシー) [ドビュッシー]

さて、先日の月を見ましたか?
ちょっと赤みがかった満月で、
ストロベリームーンと言うそうです。
なんでも、カップルで同時に見ると結ばれるとか・・・
いやあ、ロマンティックですねえ。

下の写真は、私の携帯でとったので、
ははは、全然わからないですね。
でもね。綺麗な月でしたよ。
2017-06-09 20.24.45.jpg

ということで、今日は、月にちなんだ曲です。
もちろん、ドビュッシーには、月の光 という
必殺の有名曲があるのですが、
今日は、
前奏曲集の 第2集より
「月の光が降りそそぐテラス」です。

さて、とりあえず、知らない人は、
何の知識も持たず、聴いてください。
なんというか、なんとも言えない和声の響きに
メロメロになること間違えないです。
もちろん、最初に出てくる 高音からの半音階的な下降音型が、
月の光が降り注ぐ みたいな、イメージがあるけど、
それ以降は、なんというか、月の光があたった古風なお城のようなイメージです。
ときどき、響く低音がまた、いい味だしてます。

もちろん、和声分析している本もあり、
ここは、何たら和声とか、何とか音階を使っているとか
いろいろ書いてあるけど、
今の気分は、もっと、ロマンティックに
あまり、そんなこと考えず 楽譜も見ずに、
テンポも自由に聴きたいなあ。

綺麗な月を見ていると
なんか、そんな気分なのです。



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子供の領分 より 小さな羊飼い(ドビュッシー) [ドビュッシー]

その男は、自由が丘のレストランにいた。
食事は、とっても美味しかったが、
男には、気になることがあった。
その店のBGMである。BGMは、少し小さめの音量で、
クラシックのピアノ曲が流れていた。

店に入った時は、ショパンの前奏曲の第19番、
その後、モーツァルトのピアノソナタ第7番
、ハイドンのセレナーデ、リストの泉のほとりで、
と続いていた。
食事や会話を楽しみながら、この調子だと、すべての曲がわかるな
楽勝楽勝とその男は、思った。
食事も、久しぶりのワインも美味しい。

曲が次の曲になった。
小さい音だが、単音で始まり、特徴的な旋律・・・
あれっ、この曲、絶対知っているのに、何の曲だ?
男は、あせった。思いだせない・・・
だめだ、思いだせない。
額に汗が・・・
いかん、この状態を悟られてはいけない
平常心 平常心
その時、隣から、声が聞こえた
「さっきから、ピアノ曲が流れているけど、これなんの曲?」
おおっと、なんで、このタイミングで言うんだ
さっきまでだったら、どの曲でも、解説付で言えるのに・・・

上記は、ちょっと前の話ですが、実話です。

教訓。
知らない曲が流れてきたら、違う話題で盛り上がろう(笑)

ということで、
今日の音楽日記は、その時の曲、
ドビュッシー作曲のピアノ曲 子供の領分 より「小さな羊飼い」です。

ドビュッシーのピアノ曲は、
どれも、天才的なひらめきがあると思っています。
子供の領分は、愛娘の為に書いた曲集だけど、
子供が演奏する為に書かれたものではない。
あくまで、子供の世界をイメージした ばらしい曲達です。

いままで、この音楽日記でも
【ゴリウォーグのケークウォーク】⇒過去記事はこちら
【雪が踊っている】⇒過去記事はこちら
の二曲を書いている。

で、小さな羊飼い という曲です。
短い曲(3分弱)で、音は少ないのですが、
特徴的な音階と、リズムで、とても印象深い曲ですね
最初は、亜麻色の髪の乙女と同じような単音で始まりますが、
その後の符点リズムが、印象的。
物哀しいイメージが広がって、音が多いだけが音楽ではないということを
実感させる曲です。
聴く人によって、イメージが違うんだろうなあ。
それがすばらしい。

たまには、こういう曲をしみじみ聴くのもいいです。

※ちなみに、今回の記事の前半の話と同じような話を過去二回書いています。
こちら

こちら
うーん、我ながら進歩がないなあ・・・

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前奏曲集より【花火】(ドビュッシー) [ドビュッシー]

今日の夜、電車に乗ったら、浴衣の人が多い。
そうだ、多摩川の花火大会だったなあ。
そういえば、娘は、早くから出かけて、友達と見に行っている。
で、娘から、もらった花火の写真を一枚。
いいなあ。花火・・・

花火.jpg

花火を題材にしたクラシック音楽というと、
ヘンデルの[王宮の花火の音楽]が有名だけど、
ドビュッシーのピアノ曲にも【花火】という曲がある。

今日の音楽日記は、
ドビュッシー作曲 
前奏曲集第2巻より【花火】です。

キラキラした、小さな花火の様子から、
大きな花火の描写まで、
細かい音符の走句の中で、花火がイメージ豊かに描写されている。

でも、この曲 スケールの粒がそろって、一定のスピードで弾くのは、
とても難しそうだ。そして、その間で弾く音は、微妙なニュアンスがいる。
そう、この音符の走句の音量の変化を自然に弾くのは、相当難しい。
繊細に、時には、ダイナミックに、
そして、最後は、祭りの後の静けさが・・・

花火のイメージは、自由だ。

でもね
この曲、「花火」という題名を知らなかったら、
どんな風に聞こえるだろう?

海?
波?
噴水?
妖精?
蚊?
スカルボ?(笑)

題名と曲のイメージ。難しいです。

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牧神の午後への前奏曲(ドビュッシー) [ドビュッシー]

さて、今年もラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン《熱狂の日》
に行ってきました。
2013-05-05 20.12.45.jpg

今回聞いた演奏会で、
サティ・ドビュッシー・サンサーンスの曲の演奏会があったのだけど、
その中で、
《ルイス・アロンソの結婚式》間奏曲の演奏があった。
これが、すごく面白かったです。
通常と違って、指揮者の横に、カスタネット奏者がいたのです
これが、カスタネットを叩くとすごい。
原曲と違ってほぼすべての小節にカスタネットを
入れるのですが、すごくかっこいい。音色もいろいろです。
で、やっぱり、姿勢がきりっとしていると、映えます。
⇒ルイス・アロンソの結婚式間奏曲については、過去記事に書いてますこちら

で、今日の音楽日記は、
《熱狂の日》のパリ にちなんでフランス音楽です。
ドビュッシー作曲の 牧神の午後への前奏曲 です。

この曲有名ですよね
牧神の昼寝を描いた曲ということで、
響きに独特のけだるさがあります。
(マチネの演奏会で、お昼食べた後だと、確実に眠たくなりますね(笑))
最初のフルートの主題が独特です。
亜麻色の髪の乙女と音の上下の動きが同じなのに、
まったく異なった印象を受けるのが面白いです。

この曲は、優れた管弦楽法で音色のイメージがすごいという
印象があります。
で、作曲者自身、実はピアノ2台用に編曲しています。
ピアノの音色は、そんなに変化はないので、この編曲は、どうかなとも思ったのですが、
聞いてみると、結構イメージがわく編曲です。
これはこれで、なかなかいけるピアノ曲になっているのは、結構不思議です。
(ナクソス・ミュージック・ライブラリーで聴けますよ)

この曲、実は、3部作の第1曲だったそうだ。
3部作で、完成していたら、どうだったかなあ。
これは、このまま、けだるい感じで終わるのが私は、好きですね。

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ベルガマスク組曲(ドビュッシー) [ドビュッシー]

その男は、妻と娘を乗せて車を運転していた。
男は、FMラジオのスイッチを入れた。確か、クラシック音楽をやっているはずだ。
すると、気持のいい管弦楽の演奏の音楽が流れてきた。
しばらく聞いていると、妻と娘が言った。

妻「この曲なに?」
娘「誰の曲?」

まずい。男は思った。
確かに聴いたことのある曲だが、なんの曲だかわからない。
しかし、ここで、わからないと言うのは、お父さんの威厳にかかわる。
どうする・・・

その時、男の頭には、次のようなシミレーションが出来上がった。
(映画のシャーロックホームズのように(笑))
・とりあえず、作曲者当てゲームという感じで、時間をかせぐ。
・家まで、あと、約10分。その間に曲が終わり、ラジオから曲名が流れなければ、
 途中でラジオを切ることになり、なんとでもごまかせる。
・もし、終わっても、この管弦楽の曲想の作曲者なら90%推測できる。

ということで、
男「もちろん、わかるけど、どの国の作曲者の音楽かわかる?」
(頼む、この質問に、食いついてくれ・・・)

妻「そうねえ、ドイツとかアメリカという感じではないわね」
男「そうそう、全然違うよね」
(よっしゃあ、これで時間稼ぎができる)

その後、ドイツの3大Bが誰だとか、
イギリスの作曲家には、誰がいるかと、時間稼ぎをしていたら

娘「で、結局、この曲、どの国の誰が作曲したの?」

男は、思った、いかん、もうこれ以上、引き延ばせない
「この管弦楽の音色、管の使い方は、フランス音楽なのだよ。
 この曲、作曲したのは、ドビュッシーなんだけどね、
 ところで、ドビュッシー知ってる?」

妻「ドビュッシーなら小組曲を演奏したことがある」
男「そうそう、それでね・・・・」
(そう、この管弦楽の使い方とこの旋律は、90% 多分ドビュッシーだ。
 これは、確信できる。しかし、どうしても曲名がわからない。
 家まで、後2分程度で着く。このまま演奏が続いてくれ・・・)

娘「で、曲名はなんていうの?」
(あーあ、ついに、この質問がきたか・・・)
とその時、ラジオの演奏が終わり、拍手が続いた。
そして、ラジオが、作曲者と題名を話始めた。
男(ドビュッシーは、合っていてくれよ・・・)

FMラジオ『ただいま、お聞きいただいた演奏は、
     ドビュッシー作曲 バレエ音楽 遊戯 でした。』

妻「あなたって、クラシック音楽、なんでも知っているのね」
男「いやいや、知らない曲もあるのだけどね・・・」

男の額には、汗が光っていた。

***************************************************
上記は、先日の実話です。
同じような話は、過去の音楽日記でも書きました
⇒シューベルトの交響曲(過去記事はこちら

しかし、こんなことで、知ってるよって、ウソをついて、
自分を追い込まなくてもいいのになあ(笑)
まあ、今度からは、正直に言います(本当か?)

ということで、今日の曲は、ドビュッシーの曲です。
バレエ音楽《遊戯》は、またの機会として、
今日は、ピアノ曲で有名な『ベルガマスク組曲』です。

ベルガマスク組曲は、ドビュッシーが作曲した、
初期のピアノ曲で、4曲からなっています。
ベルガマスクという題名については、
舞曲とか、詩集からとか、いろいろと説があるらしい
(このへん興味のある方は、ネットで調べてね)
4曲の中には、有名な《月の光》もあるし、
全体的にとっても聴きやすいし、
4曲それぞれに、特徴がある。

第1曲 プレリュード
 明るいピアノの響き、そして、16音符の動き。
 この曲の難しさは、あまりにロマンテックに弾くとちょっと違うし
 かといって、正確に弾くだけでは、つまらない。
 その微妙さが、非常に難しいと思う。
 特に16音符の弾き方は、ピアニストによって解釈が違います。
 私だったら、ちょっと早めに弾くかな。

第2曲 メヌエット
 変わった曲です。旋律の動きが面白いメヌエットです。
 おどけているようなのですが、
 この曲は、第1曲と違って、正確にぴしっと弾く方が、
 似合っているかもです。
 最後のグリッサンドは、軽く・・・
  
第3曲 月の光
 この曲は、過去の音楽日記に書いていますこちら
 ドビュッシーのピアノ曲では、最も有名かも知れない
 この曲、私、マンドリンオーケストラ用に編曲して演奏しました。
 マンドリンで、この曲合わない気がする人がいるかも知れませんが
 結構、面白いですよ(ちょっと映画音楽風編曲になってしまったけど)
 音源アップしておきます。興味ある人は、是非。

第4曲 パスピエ
 左手の8分音符のスタカートの伴奏にのって、
 踊りの旋律が演奏されます。
 単純ですが、どこか懐かしい感じもします。
 (誰もわからないと思うけど、とあるマンドリンオリジナル曲の
  主題にそっくりな部分がありますよ(笑))

全4曲、全く違う感じだし、ピアノの響きも違う。
それだけに、飽きさせないピアノ組曲で
人気があるのもわかります。
もちろん、前奏曲集などの方が、ピアノの響きが独特で革新的ですが、
この初期のベルガマスク組曲も、とってもいい感じです。

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レントより遅く(ドビュッシー) [ドビュッシー]

昔は、ゆっくりと、オーディオセットの前に座って
自作のJBLのスピーカーで、何時間もクラシックを聞いていたのだけど、
今は、ipodに入れた音楽を
通勤途中の電車の中で聞くことがほとんどだなあ。
ゆったりとした時間が欲しいのだけど、
それは、自分で作るものなのだろうなあ・・・

ははは、最初から、愚痴はいかんな。

ということで、今日は、短めの素敵な雰囲気のピアノ曲です。

今年2012年は、ドビュッシー生誕150年です。
生誕150年というのが記念の年なのかどうか微妙だけど、
まあ、今年は、記念の大物作曲家はいないですから
(あいかわらず、タールベルク生誕200年はまったく話題にならないし・・・)

今日のピアノ曲【レントより遅く】は、独立したピアノ曲で、
とっても雰囲気のいい曲です。

基本的には3/4のワルツです。
ちょっと聞くと、雰囲気の良い夜景の見えるバー(笑)
のBGMみたいでもあるのですが、
実は、とても緻密に作曲されていて、
和声進行は、なかなかいい感じで、作られている。

どうしても、こういう感じの曲は、高く評価されにくいですが、
自分で、ピアノの響きを感じながら、ゆっくりと、
テンポを崩して弾くと、なかなか気持ちいい
(とはいえ、私、思った通りには弾けません。適当に
 かなりゆっくりしか弾けないので、その分、響きが気持いい)

さて、この曲をドビュッシーは、自分自身で、管弦楽に編曲しているのを
知っていますか?

ピアノ曲を知っている人で、この作曲者自身の管弦楽バージョンを
聴いたことのない人は、是非聞いてみてほしい。
いきなり、ハンガリーの民族楽器のツィンバロンが出て来て、
雰囲気が想像する管弦楽の編曲とかけ離れているのです。
面白いのだけど、ドビュッシーは、こんな感じをイメージしていたのかと思うと、
ちょっと驚きです。
フランスとハンガリーがミックスした、なんともいえないアレンジです。

さてさて、オペラや交響曲を家でのんびり見て、聴くのはいつの日か・・・
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【映像】第2集より「金色の魚」(ドビュッシー) [ドビュッシー]

さて、最近は、暑い日もあるが、涼しい日も増えてきた。
(雨や雷は、結構すごいけど・・・)
このまま、涼しくなればいいなあ・・・

さて、この音楽日記、始めた頃は、毎日更新を目指して書いていたが、
最近では、数日の間隔が空くようになってしまった。
クラシック音楽は、通勤途中でも、車の中でも聴けて、
うーん、書きたい曲は、山のようにあるのですが、
なかなか、パソコンに向かって、文字を打つという作業の時間がとれないなあ。
ということで、電車の中でも、打てる、小型のPCの購入を考えている
今日このごろです。
(携帯ですか? 携帯は、ダメですねえ。メールの短い文章なら、いいけど、
 長い文章を打つには、とても疲れます(ははは、歳ですねえ))

話変わって、ちょっと前になるのだけど、
「崖の上のポニョ」を家族で見てきました。
まあ、皆さんも知っての通り、宮崎映画の最新作で、
私も含めて、私の家族全員は、楽しんだ映画だったのだが、
ネットの感想は、いろいろと賛否両論なのですね。
私、個人的には、この映画は、あまり深読みしないで、
夢の中の世界のようなイメージをありのままを楽しむ映画かなあ・・・
なんて思ってもいます。
(私、音楽も、イメージで聴いて楽しむ場合が多いのですが・・・)
波の上を、ポニョが走る場面なんて、すごくいいなあ

ま、そんな訳で、今日の音楽日記は、とってつけたように(笑)
ドビュッシー作曲の【金色の魚】です。
(でも、ポニョって、金魚?)

この曲、映像というピアノ曲集の第2集の3曲目の曲で、
ドビュッシーが、漆塗りの盆(日本製?)に書かれた金色の魚にイメージして、
作曲した、短いピアノ曲です。

でも、この金色の魚、金魚ではなく、金色の鯉らしいです。(よくわかりません)

まあ、どちらでもいいのだけど、ショパンやリストなどの直接的な旋律のイメージ
で表現した曲ではなく、
ピアノの音色や和声で、見事に金色の魚をイメージしている。
まるで、金色の魚が、目の前で、泳いでいるかのような音楽だ。

でも、譜面を見ると、最初から、3弾譜だし、
♯が5つだし(笑)
うーん、結構難しいぞ、(私には、当然、手がでません)

この曲、聴くぶんには、
この部分は、飛び跳ねる音、とか、
この部分は、魚が、潜っている なんてことは、いちいち詮索せずに、
全体の雰囲気で、聴いてほしい。

ドビユッシーの【映像】という曲集を今、聴いているのですが、
この曲もそうなのですが、結構、表現力は、すごいなあ、
と改めて、感じているところです。

さて、なぜか、いろいろといそがしいのですが、
この音楽日記、がんばって、書き続けますよ。(いいかげんだけど・・・)



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組曲【ピアノのために】(ドビュッシー) [ドビュッシー]

さて、ドビュッシーのピアノ曲というと、作曲年代が後にいくほど、
独特の和声とピアノ書法が円熟味を増して、独自の世界を確立している。
というのが、通説だ。

だいたい、芸術家の作品は、
最初は、先人の模倣から入り、
それが、円熟味をおびた作品になり、
最後は、独自の世界の作品となる という場合が多い。
(もちろん、最初から最後まで変化無しだったり、一発屋(笑)だったりもあるが・・・)
(しかし、一発屋のことを芸術家とは、呼ばないだろう・・・)

ドビュッシー作曲の、組曲【ピアノのために】は、
わかりやすい初期のピアノ作品(アラベスク、月の光、夢、マズルカ、夜想曲 等)から、
独自の世界のピアノ作品である、版画、映像、そして、前奏曲集に続く、
丁度、過渡期に作曲されている。

と書くと、じゃあ、この曲は、中途半端な作風の出来の曲か、
とつっこみがはいりそうだが、

少なくとも私にとっては、そうではない。
古典的な様式の名を借りた、ドビュッシーの傑作だと思っている。

この組曲【ピアノのために】は全部で3つの楽章からなっている。

第1曲【前 奏 曲】・・・バッハの前奏曲を思わせる曲と書いてある解説も多いが、
              これは、違うと思うなあ。
              独特な和音の激しい連打と、きらめくグリッサンド。
              これは、色彩感あふれる、かっこいいピアノ曲だ。
第2曲【サラバンド】・・・ゆっくりした曲。サラバンドなので、当然3/4拍子
              昔のオルガン曲やクラブサン曲を思わせる曲って
              いう解説もあるけど、そうかなあ。
              純粋なドビュッシーのピアノ曲というイメージの方が強いと思う。
第3曲【トッカータ】・・・いかにもトッカータという曲
             鍵盤上で、急速な16分音符が駆けめぐる。

【前奏曲】【サラバンド】【トッカータ】の組曲というイメージに騙されてはいけない。

ドビュッシーの音楽とバロック音楽との融合ではなく、
ドビュッシーは、自らの言葉で、【前奏曲】【サラバンド】【トッカータ】を書いたと思う。
そして、曲集の名前が、【ピアノのために】だ。
自分自身のピアノ曲に対して、よほど自信があったんだろうなあ。

この曲集には、イメージできる題名はない。
(最初は、あったらしいが・・・)
どうしても、【前奏曲】【サラバンド】【トッカータ】という
バロック時代の様式の名前につられるが、
是非、その先入観を捨てて聴いてもらいたい曲だ。

そこには、新しい形の【前奏曲】【サラバンド】【トッカータ】が見えてくる。

しかし、その後、みなさんご存じのように、
映像や前奏曲集のような、独自の世界にドビュッシーは、入っていくんだなあ・・・


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アラベスク第2番(ドビュッシー) [ドビュッシー]

さて、数日前に、ドビュッシーの初期のピアノ曲、アラベスクの第1番を書いたが、
良く知られているように、このアラベスクには、第2番がある。
まあ、第1番だけ書くのも、なんだし、
今日の音楽日記は、ドビュッシー作曲のピアノ曲【アラベスク第2番】である。
(あっ、すいません。曲選びが、安易でしたか? まあ、いつものことで・・・)

さて、ドビュッシーの作曲した、2つのアラベスクで、有名なのは、なんといっても、
第1番の方だろう。
確かに第1番の方が、聞きやすいし、優雅な美しさをもっている。
それにロマンティックだ。

この第2番は、第1番とは、対照的に、
ウイットに富んだ、跳ねるような楽しい曲である。
そう、旋律は似ていないが、同じ作曲者の有名なピアノ曲
ゴリウォーグのケーク・ウォークを思い出させるような感じだ。
とてもとても楽しい雰囲気だ。

ちょっとピアノの前に座って、音を取ってみる。

さて、この曲、どんな感じで弾けばいいのだろうか?
スケルツォ風に飛び跳ねるように弾こうか?
(まあ、これが普通か)
それとも、もっと、ふわっとした、とりとめもない、雲のようなイメージで弾こうか?
(こういう弾き方も捨てがたい)
それとも、もっと知的に、平行5度の和声を、きっちりくっきり響かせるように弾こうか?
(うーん、こういう解釈やるからには、びしっと和音は、均等に響かせたい)

いやいや、本当に、
このアラベスクは、第1番も第2番も、イメージがいろいろ頭に浮かぶ。
まあ、それが、名曲たるゆえんだろう。
(譜面には、アレグレット・スケルッアンドの指示があるのですがね)

さて、先入観を捨ててこの曲を聴いてみる。
みなさんは、なにが思い浮かびますか?

うーん。私が、まっさきに頭に浮かんだのが、お花畑のイメージだ。
なんでだろう。蝶々がとんでいるように感じたのだろうか?
ちょっとわからない。
しかし、明るい日差しの中で、花びらが舞っている・・・
そんなイメージが浮かんだのですね。

なんでかなあ・・・

素人は、気楽だ。
どんなイメージでも勝手に想像できる。
これが、曲の背景とかわかってくると、なかなかイメージが難しいのだろうなあ・・・


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アラベスク第1番(ドビュッシー) [ドビュッシー]

今日、会社で、海外旅行の話になった。
いいなあ、海外旅行・・・
私は、ヨーロッパで行ったことのある国は、ドイツとオランダとベルギーだけだ。
あーあ、フランスやスペインやイタリア・・・・いろいろ行ってみたいなあ。
と思っていたら、急にフランス音楽を聴きたくなった。

さて、今日の音楽日記は、久々にフランスの作曲家ドビュッシーのピアノ音楽、
【アラベスク第1番】である。

ドビュッシーの曲としては、、
【映像】や【前奏曲集】や【12の練習曲】等の中期から後期のピアノ曲は、
繊細で、ピアノの書法にも独特なものがあり、譜面を見ても楽しいし、
聞き込むと、とても味がでてくる。響きもすばらしい。

初期の作品は、しかし、わかりやすく、聴きやすい。
一般的には、フランス音楽のイメージは、これだろう。
後期の作品もいいが、もちろん、初期のわかりやすい音楽も捨てがたい。

その中でも、ドビュッシーのピアノ曲【アラベスク第1番】は、
冒頭のアルペジォの和音からして、洗練されたロマンティックな音楽だ。
1888年、26歳の時の若いころの作品である。

上から下へ流れるようなやさしい旋律。
中間部は、夢みるような、旋律。
消えるようなコーダと、お約束の最後の四分音符(笑)

この曲は、全体が、
イメージの和声のアルペジォで、出来ているといってもいい。
このアルペジォを機械のように正確に弾いては、興ざめだ。
繊細な指のタッチと、絶妙なテンポの揺れが必要だと思う。
そう考えると、自分で、弾こうとすると、思った以上に難曲?だ。
(そんなこと言う以前に、
 私、左右の手で違うリズムが苦手なので、最初の主題でつまずきます・・・ははは)

この曲のイメージは、フランス絵画だとよく言われる。
ドビュッシーのレコードやCDのジャケットには、フランスの絵画がく使われる。

しかし、フランス絵画といっても、いろいろある。
多分一番多い、イメージは、モネの絵画だろう。
次は、マネの絵画かな。
それとも、スーラの点描技法の作品をイメージする人もいるかもしれない。
だだ、どうしても、このイメージは、音楽関係の本の読み過ぎからきているかもしれない。
(よく、フランス絵画の影響とか、当時の印象派との関係を書いてありますね)
もちろんそれは、それでいいと思うが、もっと自由に聴いてみよう。

先入観を捨てて、この【アラベスク第1番】を聴いてみる。

あなたは、なにが、思いうかびますか?

私は、なぜか、頭の中に浮かんだのは、京都の古寺のイメージだ。
落ち着いた庭、古い五重塔・・・・
なぜだろう、この音楽を使った京都のCMでも、昔あったのかなあ・・・

(関係ないですが、【私のお気に入り】という曲の、イメージは、京都になってしまいます。)
(テレビCMの力は、すごい・・・)


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