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4つの行進曲 作品76(シューマン) [シューマン(ロベルト)]

今日はシューマンのピアノ曲だけど、
あんまり人気のない? 曲を書いてみようと思う。

今日の音楽日記は、
シューマン作曲のピアノ独奏曲
4つの行進曲 作品76です。

ちょっと無名な曲なので、ちょっと解説すると、
・1849年作曲 シューマン39歳の作品
・ドイツの3月革命に影響され、この行進曲を書いたらしい。

曲は、4つの行進曲からなっていますが、
どれも結構、行進曲行進曲していなくて、
シューマンのロマン的な色がでていると思います。

第1曲
曲は、行進曲ぽっく、力強い旋律で始まりますが、
すぐに、3連符の伴奏で、ロマン的な旋律にもなります。
このへんの旋律の動きは、とっても面白いです。
で、中間部は、行進曲の符点リズムではありますが、
もう、完全にシューマンのピアノ曲の世界です。
で、力強い旋律に戻って、曲は、豪快に終わります。

第2曲
行進曲というより、シューマンの歌曲の編曲か?と思うぐらい、
歌にあふれた行進曲?です。
中間部は、夢見る感じで、完全に行進曲ではないですね(笑)
で、また、歌にあふれた行進曲にもどって、
この曲は、ものうげに、静かに終わります。

第3曲
楽しいリズムで始まり、スケルツォ風の行進曲という感じです。
中間部は、3連符で小刻みに動き、まさにスケルツォ(笑)
で、お約束で、もとにもどって、コーダは、低音の動きが面白い。

第4曲
すばらしく力強い行進曲。
ピアノの和音が、鳴り響きます。
で、中間部は、敬虔なコラール風。
そして、力強い行進曲に戻って、力強く終わります。

と、ここまで、書いて思ったのだけど、
この4つの行進曲は、4つでセットですね。
第1曲、第2曲、第3曲、第4曲
というより、
第1楽章、第2楽章、第3楽章、第4楽章
と呼んでも、違和感がないかもしれない(そうか?)

実は、この4つの行進曲、じっくり、4曲続けて聴いたのは
久しぶり(ひょっとしたら、初めて?)
で、この曲無名だけど、
シューマンのピアノ曲の中では、もっと聴かれてもいい
シューマンのロマン派の色が濃いい、
面白い行進曲だと思います。
出来れば、4つの行進曲というより、
『4楽章からなる幻想的行進曲』とかの題名だったら、
もっと演奏されていたかもですね。

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流浪の民(R.シューマン) [シューマン(ロベルト)]

皆さん「ギャレス・マローンの職場で歌おう」
というテレビ番組を知っていますか?
6回シリーズなのですが、
これがとてもとても、面白い。

合唱指揮者ギャレス・マローンが、いろいろな会社に行って
その職場で、合唱団を作り、
その作った会社の合唱団で、真剣勝負のコンクール
を行うというもので、

なんといっても、合唱をやる人(初めての人も)が
とっても、前向きだし、
なんといっても、この指揮者の指導がとっても、楽しい。
そして、信じられないぐらい、職場の合唱団なのに うまいです。

見ていない人は、是非。お勧めです。

ということで、今日は、合唱曲を書いてみよう。
と言っても、私、そんなに クラシックの合唱曲知りません。

娘が、高校の時、学校の合唱コンクールでなにを歌うか
決める時に、私もいろいろ聴いたのだが、
その中にシューマンの曲があった。
この曲、合唱コンクール等では有名らしい。

今日の音楽日記は、シューマンが、
1840年に書いた[3つの詩]の第3曲[流浪の民]です。

原曲は、混声の4重唱曲。
女性合唱でも、よく歌われます。

伴奏も含めた音楽のイメージが
とっても、内容に合っていて、といもいい曲だと思う。
ちょっと渋い曲だと思うけど、変化があって、あきません。

それに、やはり、シューマンならではのリズムに対する
執着が、随所に聞こえてきます。

この曲、ジプシーの生活を描いた曲で、
よく、日本語訳と原詩の違いとか、を気にする人も多いみたい
だけど、私は、あまり、気になりません。
しかし、ジプシーの生活や考えがわからないと、
歌詞の理解が、わからないのも事実です。
難しいとこですね。

先日、クラシック倶楽部という番組で、
ラフマニノフの合唱曲をやっていた。
とてもよかったので、この曲もいつか書こうとおもう。

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オーボエとピアノのための《3つのロマンス》(シューマン) [シューマン(ロベルト)]

さて、車を運転する時には、よく適当にCDをよく見ないで、数枚
持っていって、車の中で聞くのだけど、
先日、てきとうに持っていって、車の中で聞いていたのが、
オーボエの曲のCDだった。
バッハ・シューマン・ブリテン・プーランクの曲だったのだけど。
どの曲も、オーボエの音色が気持よくて、とても気分よく運転できた。
(昔は、もっと派手な曲聴きながら運転したものだけど、歳とったなあ・・・)

で、この4人の作曲家の中で、一番地味だったけど、
ちょっと気になった曲。
今日の音楽日記は、シューマン作曲の
オーボエとピアノのための《3つのロマンス》です。

シューマンの1849年は、管楽器の曲の年で、いろいろな
管楽器の曲が作曲されているのだけど、
この曲は、その年の12月に作曲されている。

一曲目
淡々と歌われる主題は、跳躍があるけど、どこか悲しい感じ
がするのです。で、オーボエの音色がぴったり。

二曲目
淡々と歌われる主題は、跳躍があるけど、どこか悲しい感じ
がするのです。で、オーボエの音色がぴったり。
あれっ、第1曲と同じこと書いているぞ・・・
違うイメージの場所は、ちょっと、あせりのある、重厚な中間部かな
ははは、

三曲目
この三曲目の主題は、どちらかと言うと、とぎれとぎれで、
普通に考えると、オーボエに合っていない気もする。
でもね、さすが、シューマンねこの旋律をオーボエ出聞かせるんだなあ。

三曲とも、オーボエの音色を生かした、小品だけど、
これといった、特別なことはしていない。
それだけに、オーボエに合っているのかも

で、この日記を書くのに、
パソコンの動画サイトの演奏を流していたら、
クララ・シューマンも 3つのロマンス というピアノとオーボエの曲を書いていた。
で、早速聞いてみた。
うーん、この曲、シューマンの曲に似ているぞ・・・

さてさて、モーツァルトやR.シュトラウスのオーボエ協奏曲もいい曲だったなあ
ちょっとオーボエの音色に浸ってみようかな

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ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲(R.シューマン) [シューマン(ロベルト)]

さて、このへんで、リクエストにちょっと答えよう。
今日の音楽日記は、シューマンのちょっと無名な曲
『ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲』です。

この曲知らない人の為に簡単に説明をしてみよう
作曲年は1853年。作品番号は131。
ということは、シューマン43歳の時の作品。
後期の作品です。
(シューマンのヴァイオリン協奏曲ニ短調と同じ年の作曲ですね)
ヴァイオリンソロと管弦楽の為の単楽章の曲で、
演奏時間は、約15分程度です。

曲は、下降音形が特徴的なゆっくりした主題で始まり、
ヴァイオリンが、速いスケールの装飾を伴って入ってきます。
その後、リズミックな伴奏とリズミックな主題が展開し、
独奏ヴァイオリンが、動き回ります
ちょっとしたカデンツァがあって、
最後は、フォルテで終止します。

さて、簡単な説明は終わりなのですが、

どうしても、同じ年に作曲された ヴァイオリン協奏曲ニ短調
と比較したくなりますよね。

シューマンのヴァイオリン協奏曲ニ短調は、
過去、この音楽日記で書いた⇒こちらを参照
で、このニ短調のヴァイオリン協奏曲は、
過去の音楽日記で書いたけど、結構、とっつきにくい。
ただ、シューマン独特の幻想が、曲全体をおおっていて、
それはそれで、ひとつの世界を作っている。

対して、同じ年に書かれた今日の音楽日記の
『ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲』は、
とても聴きやすいと思う。
主題もわかりやすいし、
ロマン派の佳曲として、とても気持ちいい曲だ。

ただ、ヴァイオリン協奏曲として期待すると、
ソロは、高音はあまり使用しないし、
ヴァイオリンは、低音から中音域で、常に細かく動いていることが多いし、
そんなに派手でないので、人気もないのはわかる。
(カデンツァも難しそうなわりに、聴きごたえないし・・・)

シューマンは、どうして、こんなにイメージの違う曲を
同じ年にかいたのだろう

多分、シューマンの若い頃の作品ということなら、
もっと人気あったかもしれないなあ。

この曲、シューマン後期の作品という先入観を捨てて
聴くと、ロマン派特有の小品として、
なかなか美しく、気分のいい曲です。
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ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調(シューマン) [シューマン(ロベルト)]

結局、月曜日は会社を休んで
帯状疱疹も随分よくなってきたけど、
『この病気は、疲れやストレスからくるのだよ』
と医者に言われると、
なんか、やっぱり、疲れがたまっているのでは?
と考えてしまって、
なにをしても、あれっ、ちょっと疲れているなあ・・・
なんて、逆に思ってしまうのです(いかん いかん)

で、歳をとると、室内楽の音楽を聞くようになる
というのは、本当で、

昔なら、疲れた時は、
バリバリのピアノ技巧曲だ。
とか、
大音量の管弦楽曲だあ。
と、なっていたのですが、

なぜか、最近は、室内楽を聞いている
それも、苦手な作曲家シューマンの室内楽だ。
ピアノ五重奏曲とピアノ四重奏曲は、本当にいい曲
と思うようになってきたけど、
今日の曲も、いい感じです。

今日の音楽日記は、
シューマン作曲の ピアノ三重奏曲 第1番 ニ短調です。

曲は、4つの楽章からなっています。

第1楽章・・・内面の情熱がすごい。
第2楽章・・・シューマンらしいリズムのスケルツォ
第3楽章・・・ゆっくりとした哀しみ
第4楽章・・・わかりやすく、これぞロマン派のフィナーレ

この中では、私は、第1楽章が一番好きだ。
ピアノとチェロとヴァイオリンが 織りなす、いろいろな旋律が、
実に見事に溶け合って、響きも、展開も、おもしろいです。
そして、内に秘める力は、けっこう感じられます。
もちろん、第4楽章の再現部の明るく復帰するとこや、コーダもいいです。

この曲、わからないけど、聴いた限りでは、
チェロとヴァイオリンの譜面は、あまり難しくないと思う。
(極端な高音もないし、速弾きもないし、複雑なリズムもない と思う)
でもそれが、逆に、この曲にとっては、プラスになっていて、
純粋に、旋律と音の響きで音楽を聞かせる。

このシューマンのピアノ三重奏曲を聴いていたら、
以前書いたメンデルスゾーンのピアノ三重奏曲も聴きたくなってきたぞ

しかし、やっぱり、50を過ぎると室内楽かなあ
ちなみに、今週は、シューマンばっかり聞いていて、
ピアノ三重奏曲の後は、
ピアノと管楽器の為に書かれた曲を、ほとんど聞いてしまいました。
これらの曲の感想も、そのうちに・・・
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暁の歌(R.シューマン) [シューマン(ロベルト)]

さて、マンドリンオーケストラの定期演奏会が終わって、
ちょっとだけ、休息の時です。
(とはいっても、いろいろな演奏が続くのですが・・・)

最近、過去記事のシューマンのピアノ曲にコメントがあった
ので、久々に、シューマンのピアノ曲でも聴こうかなという気分になった。
で、今の気分は、謝肉祭やピアノソナタのような曲の気分ではないので、
シューマン後期の曲を聴いてみた。

今日の音楽日記は、シューマンがライン川に飛び込む少し前に書かれたピアノ曲。
『暁の歌』です。

この曲、シューマンのピアノ曲の中では、
そんなに演奏されることはないと思う。
暁(夜明けですね)のイメージというより、
もっと深い闇も感じられる5曲からなるピアノ曲です。

第1曲
 最初の曲からして、重々しい
 低音が心に響くというより、突き刺さる

第2曲
 不思議な三連符の伴奏にのって
 低音の進行と旋律がかぶさる。
 不思議なリズミックな場所もあり、不思議な曲。

第3曲
 シューマン得意の一定のリズムで統一した曲
 それが、明るいのですが、でも、どこか、とりとめないのです。

第4曲
 この曲の雰囲気は、独特です。
 32分音符で、伴奏されるのですが、
 和声進行も、なにか痛々しいです。
 ぽつんぽつんと 弾かれる単音の低音が逆に独特です

第5曲
 静かな静かな終曲。
 最後の部分は、とてもとても浄化された音楽です。

この『暁の歌』は、普段は聴かないと思うけど、
今日のような秋の夜には、とても、心に響きます。
さてさて、もう一回、譜面を見ずに、音楽をゆっくり聴いてみるか。
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ダヴィッド同盟舞曲集(R.シューマン) [シューマン(ロベルト)]

誰も読まないと思うけど、
私、左の『プロフィール』に書いてある通り、推理小説ファンです。
特に本格派といわれる作品が好きで、
海外では、クイーンやカー等の古典から、最近のポールアルテまで
日本では、綾辻行人や島田荘司や折原一や東野圭吾 等々・・・

ただ、ブログで本の感想を書こうと思ったら、
どうしてもネタばれになるので、
読んでいない人の為に、ここでは書いてないです。

なんでこんなことを書いているかというと、
ちょっと前に『シューマンの指』というミステリー?を読んでいて、
最近、本屋に行ったら、この本が本屋大賞の第5位に入っていた。
で、ちょっとこの本の感想を書こうと思う。
(ネタばれはありません。ミステリーの部分にはふれませんから・・・)

この本、半分までは、いろいろなシューマンの作品について、かなり詳しく書いてある。
著者の調べたことや考えを交えて、
どちらかというと、シューマンの音楽の批評といったところだ。
これが、なかなか、詳しい。

ただ、それがいいとこでもあり、欠点でもあると思うのです。

私は、この部分を読みながら、
 ああ、その作品は、そういうことね・・・、
 いやいや、私は違うな、その作品の解釈は・・・
等々、音楽について考えながら楽しく読んだのです。
ということで、
この部分は、本としての物語にまったく感情移入できませんでした(す、すいません)

このへんは、難しいなあ、
(「のだめ」ぐらい、作品については、あっさり書けばいいのかも・・・)
まあ、他の人は、どんな風に感じているのかわかりません。
私が、ちょっと偏屈だけかもしれません
このへんは、読む人によってかなり違うかも・・・

えっ、肝心のミステリーの部分はどうだったかって?
それは、ここでは書きません。
ただ、私、折原一のミステリーのファンなので、
手記と言われただけで、ちょっと疑っちゃう(笑)

本の話は、これくらいにして、
今日は、その本の中に出てきたシューマンの重要な一曲を書いてみよう。

今日の音楽日記は、シューマンのピアノ曲
【ダヴィッド同盟舞曲集】です。

ダヴィッド同盟というのは、シューマンの空想上の団体で、
新しい音楽を追求する団体です。

この曲、18曲の小曲からなる曲集ですが、
曲のイメージに関して、シューマン自身の二面性が表現され、
 積極的、明朗的なイメージとして F(フロレスタンという名前)
 瞑想的、内向的なイメージとして E(オイゼビウスという名前)
という記号が曲ごとについています。
(第9曲と第18曲は、ついていません)

シューマン自身が、二面性をもった人物とされていますが、
まあ、だれにでも、表と裏の性格は、あると思います。
ただ、シューマンは、特に二面性が強かったみたいですが

この曲集は、短い曲で、その二面性が、極端に表現されています。
そのため、通して聴くと、ちょっと疲れる場合もありますので要注意です

18曲の中から、私が気にいった曲は、第何曲でしょう?
はい、第13曲と第15曲ですね
で、この2つの曲のサインは、両曲とも、FとE の両方がついてます。
ははは、私は、多分、どっちつかずの性格が好きなのかも

さて、この18曲もの性格が異なった作品を 一気に演奏するのは、
とっても難しい。
きちんと弾いても、イメージ重視で弾いても、
やはり、ちょっとバラバラのイメージもあります。
ただ、一曲一曲は、短いながらも シューマンの好んだリズムや歌が満載で、
結構、面白い作品だと思います。

シューマンの作品に謝肉祭という 似たようなイメージの曲集があります
こっちの方がまだまとまっているかな

****************************************************************************************************
話変わって、
もし、私が、音楽ミステリーを書くとしたら、どんなストーリーにするだろうか・・・

『・・・降りしきる雪の中、屋敷から離れたピアノ練習場の別棟で、
シューマンの幻想曲を誰かが弾いている。・・・あれはスタインウェイのグランドピアノの音だ・・・
突然の悲鳴と演奏の中断・・・誰もが駆け付けたが、練習場の周りの雪の上には足跡もなく、
練習場の扉を開けて、中に入ってみると、
練習場には、ピアニストだけが一人、たたずんでいた。
そして、おおきなグランドピアノが忽然と消えていた。
・・・ピアニストは記憶喪失でなにも覚えていない・・・グランドピアノはどうやって消えたのか・・・』

どうですか こういう古典的な謎

ちなみに、
・ピアノを燃やした
・ピアノを屋根から外へロケットで飛ばした
・ピアノを分解して、家の周りに付けた
・ピアノは最初からなく、録音だった
・ピアノ練習場が2か所あって、駆けつけた場所が違う
・ピアノは、鏡のトリックで見えない
は、正解ではありません。

ははは、考えてみてくださいな
こんな謎を考えるのも楽しいのですが、このストーリーでは、このミス大賞とれないですね(笑)

えっ答ですか? それは秘密です
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ピアノ協奏曲 ヘ長調 未完作品(シューマン) [シューマン(ロベルト)]

未完のクラシック音楽作品というと、皆さんは、なにを思い浮かべますか

多分誰でも、すぐ思い浮かべるのは
シューベルトの交響曲「未完成」。
(これは作曲者が続きを書かなかったのですよね)
(それより、シューベルトのピアノソナタの未完作品って多すぎません?)

そして、未完の有名な作品をちょっと書くと

マーラーの交響曲第10番
 (第1楽章だけがいいのか、補筆完成版の価値はあるのか、など議論がありますね)
ブルックナーの交響曲第9番
 (第4楽章もほとんど出来ていたのに・・・でも私は第3楽章で終わるのが好き)
バッハのフーガの技法
 (補筆完成版より、BACHの主題が出てきて突如終わる方が個人的に好き)
バルトークのピアノ協奏曲第3番
 (うーん、あと数日生きていれば完成したのに・・・残念)
モーツァルトのレクイエム
 (あんまり、未完成作品としては、思われていないかも・・・)

等々が思い浮かべられます。

で、大きく、
作曲者が、途中で完成を放棄したものと
作曲者が、作曲途中で死亡したものに分かれますよね

で、これを完成版として、後世の人が完成させてしまう場合があるのですが、
これって、結構勇気がいることだと思いませんか?

どんなに、作曲者の研究や時代考証を考えて
すばらしい音楽を完成させても、
「本当の実際の作曲者の考えと100%同じ」ということは、
ないし、そのような批判をあびなくてはいけない。

でも、ある作曲者の音楽をいろいろ聞いていると、
未完の作品がどんなだったか、すごく気になることは、あるし、
それが、どんなものでも、音となって聞こえてくるのは、ありがたい。
(まあ、聴かなかった方がよかった というのもあるけど・・・
 例えば、ベートーベンの第10番の音源なんて、ちょっとと思ってしまう)

さて、前置きが長くなってしまった。

今日の音楽日記の曲、昨年CDを買って聞いていたのだけど、
感想を書くのが、今まで、遅れてしまった。
(本当は、シューマンイヤーの昨年に書かなくてはいけませんでしたね)

さて、今日の音楽日記は、
シューマン作曲の未完のピアノ協奏曲 ヘ長調です。

ここで、普通のクラシックファンは、あれっ と思いますよね
(えっ、なんにも、思わない?)

普通、シューマンのピアノ協奏曲というと、
あの有名な
 イ短調のピアノ協奏曲 だろうし⇒過去記事はこちら
シューマンを聞く人は、その他に
 序奏とアレグロ・アパッショナータ⇒過去記事はこちら 
序奏と協奏的アレグロ⇒過去記事はこちら
を頭に思い浮かべるかもしれない
そして、かなりのマニアの人も今までは、
 ピアノ協奏曲 ニ短調 断章⇒過去記事はこちらまで だったと思う。

シューマンの作品表を見ると、ピアノ協奏曲には、
未完の曲として、ヘ長調の曲や紛失した 変ホ長調の曲がある。

昨年、シューマンの生誕200年を記念?して
このうち、ヘ長調の未完のピアノ協奏曲を補筆して完成したCDが販売された。
この曲、1830年に着手され、スケッチ帳にいろいろ譜面を書いてはいるが、
バラバラの状態だったらしい。

で、この曲、聴いたことのない人が圧倒的に多いと思うので、
ちょっと、解説してみよう。

曲は、3楽章からなり、
シューマンの有名なイ短調のピアノ協奏曲のイメージとは
随分違う印象です。
古典的なオケの提示部で始まり、
二分程度のこの部分が終わると、ピアノが、華麗に入ってくる。
ちょっと、ピアノの速い走句の上に、旋律が演奏される
という部分が多いかな。
2楽章は、落ち着いた音楽です。
3楽章は、ちょっと派手なロンド風の音楽で、
とても、ピアノが生き生きと活躍します。

全体として、初期のロマン派のピアノコンチェルトっぽい響きで、
なかなか、いい感じです。
聞きごたえも結構あります。

でも、どうしても、作曲者自身ではなく補筆版というのが、
音楽とは関係なく、気になるのも事実なので、
これはこれで、
「ああ、シューマンは こんなこと考えていたんだろうなあ・・・」
という風に思いを寄せる音楽なのかもしれません。

シューマンのいままでの音楽感を変える音楽とまではいかないけど、
興味のある人は、一回聞いてみるのも、いいのでは

ところで、皆さんは、
復元してみたいクラシックの曲ってありますか?
(未完の曲を完成して聞いてみたい曲とか)

えっ、私ですか?
うーん、すぐには、いろいろ思い浮かばないけど、
例えば、ブラームスの二重協奏曲が元々の構想通り、第5番の交響曲になっていたら、
どんな曲になっていたか興味ありますね。
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ゲーテの「ファウスト」からの情景 (R.シューマン) [シューマン(ロベルト)]

さて、今年は、ショパンとシューマンの生誕200年の年ですね。
ということで、この音楽日記、
今年は、シューマンの作品が、以前より、多かったのですが、
今日は、シューマンの作品の中でも、大作です。
【ゲーテの「ファウスト」からの情景】です。

曲は、管弦楽、合唱、独唱からなり、
序曲・第1部・第2部・第3部 合わせて、約2時間です。

さて、ゲーテのファウストの音楽といえば、以前、
リストの【ファウスト交響曲】を書いた⇒過去記事はこちら

で、その時と同じ質問をここでしてみよう。
「ファウスト」を読んだことのある人、手をあげて・・・

ははは、きっと、少ないですよね、
実は、私、リストのファウスト交響曲の記事を書いた後、
読もうとして、また挫折して、
マンガで読む名作のファウストを買って、読んだ?のだけど
これは、これで、ぱっとしないし・・・
うーん、西洋音楽を聴くうえで、必読の本なのだけどなあ

まあ、あらすじ や なにを書こうとしているかの評論は、
ネットで調べれば、いろいろあるのだけど、
どうしても、
悪魔メフィストのずるがしこい性格や、グレートヘンの純情さや、
ファウストの探究心 や 「時よとまれ・・・」など
断片的なイメージがある。
だめだなあ・・・

まあ、でも、ファウストを読んでいなくても
(本当は、読んだほうがいいと思うのだけど)
このシューマンの【ゲーテの「ファウスト」からの情景】を聞いて、
音楽そのものを感じることはできると思う。

序曲
時間のない人は、この序曲だけでも聞いてもらいたい。
この序曲、渋すぎて、評価しない人もいるみたいだけど、
冒頭の上昇音階から、シューマンの熱い思いが伝わってくる。
響きは、シューマンにしては、分厚くて、中低音部が充実している。
それは、最後のファンファーレ音形の部分でも、
単純な明るさにならないことでもわかる。

第1部
分厚い響きの序曲の後は、明るく幸せな場面に急展開します。
ファウストとグレートヘンの幸せな雰囲気の音楽です。
その後、悲しみの場面は、マーラーの歌曲のような感じで、
第1部の最後の部分は、劇的な音楽ですが、外面的でな音楽ではありません。
実は、私、この部分、なにをいわんとしているかわからないのだけど、
心に響く音楽であることは、事実です。

第2部
この第2部の最初の曲は、私、この曲の中でも好きな部分です。
ファウストの心を表しているらしいのですが、
田園的で、とても美しい音楽で、心が洗われます。
その後、真夜中の音楽で、雰囲気が変わり、
ファウストの死 につながります。
ここで、あの「時よとまれ、君は美しい」の言葉がでてきます。
ここでの音楽は、あくまで内面的な響きです。

第3部
ファウストの救済を描いた、浄化した音楽。
この部分の合唱の響きは、全体的にとてつもなく、感動的です。
特に最後の方の音楽で、合唱が重なり合う部分の神秘的な響きは、格別です。
最後、これだけの大曲だと、大抵、
派手に終わるか、新しい旋律を出して、もったいぶって静かに終わるかなんだけど、
この曲は、淡々とした音楽が浄化されて、ふぅーと終わる。これもなかなかいい。

シューマンの声楽曲というと、以前【楽園とべり】を書いた。
この【楽園とべり】という曲は聞きやすいし、あらすじもわかりやすい。
この曲は、傑作だと思う。
それにくらべて、【ゲーテの「ファウスト」からの情景】は、
ちょっと聞きにくいし、筋も難しい。
でも、音楽の内面の力?は、こっちが上かもしれない。

全曲を通して聞こうとすると、時間はかかります。
でも、作曲家シューマンが、人に聞かせるとか、自分で演奏するとか、考えないで、
本当に作曲したかったのは、こういう音楽かもしれないなあ・・・
なんて、勝手に想像しているのです。
そんな音楽は、やはり、作曲家の実力が出て、聞けば味のでてくる作品だと思います。

さてさて、またいつか「ファウスト」の読破に挑戦してみようかなあ(笑)

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ウィーンの謝肉祭の道化(R.シューマン) [シューマン(ロベルト)]

ウィーンの謝肉祭の道化(R.シューマン)

さて、たまには、ピアノ独奏曲も書いてみよう。
でも、またまたシューマンですけど・・・・

今日の音楽日記は、シューマンが作曲したピアノ独奏曲
【ウィーンの謝肉祭の道化】です。

クラシックに限らず、曲の題名って重要ですよね。
本の題名もそうだけど、あんまり、
直接イメージさせる題名ではなく、
それとなく、イメージさせる題名がいいです。

たとえば、この今日のピアノ曲を聞いたことがない人がいて
この【ウィーンの謝肉祭の道化】という題名を聞いたら、どんな曲を想像するだろう?

まあ、下記のような感じかもしれない。

ウィーン・・・優雅な音楽の都。
謝肉祭・・・・外国の祭り。肉を食べる(ウソです(笑))
道化・・・・・ふざけたパロディ

なので、題名からの曲のイメージは、
真剣に書いた曲ではなく、明るく楽しい描写音楽ですね。

確かに、そういうイメージもある曲だけど、
この【ウィーンの謝肉祭の道化】というピアノ曲をシューマンが作曲した時期は、
すでに、ピアノソナタは、3曲作曲しているし、
あの傑作 幻想曲 も作曲した後だ。
ピアノの書法もしっかりしている。

この題名を聞かずに、聞いたら、
けっこう真剣な ピアノソナタに聞こえると思うのだけどなあ。

この曲、シューマンは、最初
【ロマン的大ソナタ】【幻想的絵画】と名付けていたそうだ。
そして、その後
【ウィーンの謝肉祭の道化】として、【ロマン的な見世物の曲】として
名付けられた。

うーん、私としては、【幻想的絵画】という題名がよかったなあ。

この曲、短い5曲からなっており、
5楽章からなるソナタ といってもまったく問題ない。

第1曲は、アレグロで、元気のいい曲だし、第3曲は、ちょっと道化ぽい。
だけど、第2曲や第4曲のロマン的な抒情性は、道化 というイメージからは遠い。
第5曲のフィナーレも、軽く弾かずに、しっかりした音で、早く弾くと、
ソナタの終楽章としても十分通用する。

そう、幻想的絵画 という題名がぴったりなのだ。
シューマンは、直接の描写ではなく、
こういうイメージの音楽は、得意だと思う。
それに、微妙な和声の使い方もしている。

この曲、結構、題名で損をしている作品じゃあないのかなあ・・・

関係ないけど、この曲の第1曲の最後の方で、有名な
「ラ・マルセイエーズ」の旋律が出てくる。
これ、私、初めて聞いた時には、わかりませんでした。
はっきり、出てくるのだけど、音楽の流れで自然すぎて(笑)
こういう、遊び? は、もっと、わかりやすくしてもらわないと・・・

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