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即興ワルツ(リスト) [リスト]

さて、前回、ショパンのピアノ曲を久々に書いたのですが、
この音楽日記のカテゴリー分類を見ていただければわかりますが、
圧倒的に、ショパンとリストの曲は、多い。

ということで、ショパンを書いたら、
今日は、リストのピアノ曲です(笑)

で、今日の曲は、
すごくかわいらしいけど、表現は難しいと思う
リスト作曲のピアノ独奏曲 即興ワルツ(即興円舞曲)です。

リストのピアノ曲は、
バリバリの技巧曲か、技巧曲でなくても詩的な内容のものか、
晩年の音の少ない現代的な響きの曲
が多くて、チャーミングな小品は、思ったより、少ないです。

さて、この即興ワルツは、どうだろう
曲は、5~6分程度で、穏やかな前奏の後に続く
ワルツの主題のなんと、楽しくチャーミングなこと。
途中、穏やかな3拍子のワルツになったりするけど、
基本、最初に演奏される、3連符を持ったワルツの旋律が、
飛び跳ねます。
そして、軽く、終わります。

この曲、技巧バリバリの曲では決してないけど、
表現は、とっても難しいと思います
私の要望は、
・ワルツの旋律を軽くチャーミングに弾いて欲しい
・途中、いくつも入るカデンツァ的な動きをさりげなく弾いてほしい
・穏やかな部分と、盛り上がる部分の対比はしっかり弾いて欲しい
・最後の3つの和音は、ニコニコしながら、さりげなく弾いて欲しい
 (えっーとですね。個人的には、最後のペダルは長くしてほしくないです)
・全体的に、難しい曲という感じを表に出してはいけない(笑)
等々
(ははは、なんと、要望が多いんだ)

で、昔の大ピアニスト、ジョルジ・シフラの演奏が、
動画サイトで聴けるけど、この演奏は、ほれぼれします。

この曲、アンコールにいいとおもうのですが、
どうでしょうか?

こんなリストのピアノ曲もとてもとてもいいです。
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忘れられたワルツ 第2番(リスト) [リスト]

さて、前回、忘れられたワルツ第1番を書いたので、
今日は、第2番だ。

リストは、忘れられたワルツという題名のピアノ曲を4曲
書いているけども、
4曲とも、そんなに有名でないですよね。
(その中では、1番が一番有名ですが・・・)

でも、その中で、私は、第2番が、
4曲の中では、一番、面白く、ダイナミックで、
聴きどころ満載の曲ではないかと思う。

最初から、このワルツの主題の基本的なリズムで始まります。
一小節のリズムが
16分音符 16分音符 八分休符 八分休符 八分音符 八分音符 八分休符
で、とっても、特徴的です。
(文章で書いても、わからんですね(笑))

で、この主題が基に展開されるのだけど、
ピアノの技巧や、複雑さは、まったくといっていいほどないです。
三段譜の部分が多くあるけど、
左手は、ワルツのリズムだけだし・・・
最後は、ゆっくりとなって、とても印象的に
ワルツぽくなく、終わります。

でも、単純だけど、
この響きと、和声進行は、
メフィスト的なイメージがすごく濃い曲だと
私は、思うのです。
ワルツというより、夢と幻想の忘れられたメフィスト?という
感じですね。

この曲、確か、昔、名ピアニストのリヒテルの録音が
あったと思う。

しかし、忘れられたワルツの終わり方は、なんで、
すべて、あっけなく終わるのはどうしてなんだろう?

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忘れられたワルツ 第1番(リスト) [リスト]

さて、マンドリンの演奏会が終わって、
ちょっとだけ暇な時期になりました。

ということで、今日は、リストのピアノ小品を書いてみよう。

今日の音楽日記は、リスト作曲の
忘れられたワルツ 第1番 です。

この曲リストが、1881年に作曲した、ピアノ曲です。
曲は、3分程度で、
ちょっとした前奏の後に、ワルツが続き、
最後はあっさり終わります。

最初にこの曲を聴いたのは、ホロヴィッツの演奏だったのですが、
技巧的にバリバリの曲でもなく、
旋律がとっても美しい訳でもなく、
旋律は、ピアノソナタの主題みたいだし(笑)
(全然違うだろう・・・)
はっきりした、ワルツでもなく、
最後は、単音で、よくわからんうちに終わるし、
リスト晩年の無調みたいになにかあるという感じでもなく、
うーん、なんだかなあ・・・みたいな感想でした。

その後も、いろいろな人の演奏を聴いたのですが、
ゆっくりしたテンポの人もいるし、
結構、快速のテンポの人もいるけど、
まあ、名曲ではないなあ・・・と思っていました。

で、実は、随分前だけど、フランス・クリダのリスト全集のCDを買ったのですね
この「忘れられたワルツ」全部で4曲あるのだけど、
この4曲を続けて聴くと、なんとなく、いい曲に聞こえてきたのですね。

そう、メフィストワルツのイメージが重なってきたのですよ。
そう考えてきたら、
やっぱり、この曲は、リストしか書けない曲だなあ
と思ってきて・・・
メフィストの精神?をもった、ちょっとかわった和声と旋律のワルツ。
いいですよ。

第1番が4曲の中では、有名だけど、
4曲続けて聞く事を勧めます。

題名の[忘れられた]の意味は、よくわからないらしい。
昔の旋律を使用したとか、過去の時代のこと とか、いろいろ
あるみたいだけど、
忘れられた という題名をつけると、逆に
忘れることが難しいです(笑)

第2番 いい曲なので、次回続けて書こうかな・・・

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ハンガリー狂詩曲 第6番(リスト) [リスト]

この音楽日記、2005年から、書き始めたけど、
そのころと、今では、結構、聴いているクラシックの曲が違っている。
うーん、歳をとったのかなあ。

昔の記事でも何回か書いたけど、
私がクラシック音楽を好きになったのは、
中学生の時に、ピアノをかっこよく弾いて
女の子にもてたいという不純な理由だし(笑)
(ま、そんなもんです)
そんなことだから、最初に買ったレコード!は、
「ショパンのエチュード」と
「チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番」
という定番中の定番だし、高校のころなんて
当時、バリバリ系のピアニストの
ホロヴィッツとか、シフラなんて、毎日聴いていたなあ。

もちろん、今でも、
バリバリ系?のピアニストは好きだし、
技巧的なピアノ曲も好きだけど、
毎日聴くことはないし、歳をとって
落ち着いた曲を聴く方が多くなってきたなあ。

そんなんで、リストのハンガリー狂詩曲
も、昔はよく、全曲、聴いていたけど、
何年も全曲聴くということは、なかった。
今日、仕事で出張帰りの新幹線の中で、
音楽を聴いていたのだけど、
たまたま、リストのハンガリー狂詩曲の全曲を
ぼっーと聴いていた。
(聴いていたのは、クリダの演奏で、そんなにバリバリ演奏ではないけど)

今日の音楽日記は、リスト作曲のピアノ独奏曲
ハンガリー狂詩曲第6番です。

ハンガリー狂詩曲は、リストが書いたピアノ曲で、
ハンガリーの音楽(まあ、本当はジプシー音楽とのことだが)
とにかく、民族的で、ゆっくりした部分と速い部分の比較も面白く
全15曲?19曲?21曲?のどれをとってみても、
なかなか楽しめます。

いままで、この音楽日記では、ハンガリー狂詩曲は、

第2番⇒過去記事はこちら
第15番⇒過去記事はこちら

ついでに
スペイン狂詩曲⇒過去記事はこちら

を書いている。

さて、第6番のハンガリー狂詩曲です。
曲は、4つの部分からなって、
最初の部分は、ちょっと行進曲風の堂々とした部分
軽いスケルツォ風の部分。
ゆっくりした哀愁あふれる部分
そして、速いテンポで、弾きまくる最後の部分
と、とってもわかりやすい。

この曲、深遠さとは無縁の音楽だけど、
いい部分をいうと、
『かっこよく聞こえるけど、結構弾きやすい』
かな(笑)
でも、これって、とても重要で、
かっこいい曲でも、弾きにくいとちょっとという感じがしますが、
さすが、天才リストです。

かくいう私も、この最後の速い部分は、
ピアノで練習しました。
普通に弾いても、後半に向かって盛り上がるように書いています
右手は  単音→オクターブ→オクターブの連続→1オクターブ上
みたいになるし、
左手も、簡単な伴奏から、低音が ガンガン響く感じになっていく。

難しいのは、左手オクターブで、旋律をとるとこかな
ここで、スピードが落ちては絶対にいけないし、
でも、ここは、右手は、ちょっといいかげんでもいいかな。

最後の方の左手のBは、1オクターブ低く弾くととっても
きもちいいけど、スピードがおちないようにするのは大変だ。
(あと、途中の右手と左手の交差を1オクターブ上げるのもお約束)

まあ、この曲は、とっても楽しく、
とってもかっこよく弾きたい曲です。

この曲は、第2番についで、有名な曲で、
ちょっと動画サイトで見てみたら、
懐かしいなあ、
アルゲリッチ・シフラ・ランラン・ガブリリョフなど
いろいろなピアニストが弾いていて、
それは、それは、見事な演奏を聴かせている。

しかし、私の中では、録音の悪いホロヴィッツが最高です。
最後のテンポは、もっと速く弾く人はいるけど、
あの暴力的までのかっこよさと、改変は、真似ができません。

で、本当に何十年ぶりか、この曲、ピアノで弾こうとしたら、
右手がつった(笑)
やっぱり歳か・・・・
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十字架への道《ヴィア・クルチス》(リスト) [リスト]

さて、今日はラ・フォル・ジュルネ三昧でした。
地下の会場の様子
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外のバラライカの演奏
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今日、私が行った演奏会
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バラライカの演奏や
ペレゾフスキーのラフマニノフのピアノ協奏曲第2番
もよかったけど、
やはり、リスト好きの私としては、
今日聴いた、ちょっと無名な曲の紹介をしないわけにはいかない。

ということで、
今日の音楽日記は、
リスト作曲の宗教曲【十字架への道】です。

この曲、知らない人が多いと思うので、ちょっと解説です。
・1879年作曲。リスト晩年の作品です。
・ピアノ(又はオルガン)と合唱の作品で、14の場面を
 ピアノ独奏、合唱、独唱など、いろいろな形で、演奏します
・十字架への道は、キリストが十字架を背負い、ゴルゴダの丘を歩き
 そして、亡くなるまでを描いている
・調性のある部分と、無調の部分があり、音は少ないです。
・40分程度の曲です

さて、作曲家リストというと、
もちろん、ピアノの魔術師、
超絶技巧を駆使したピアノ曲が代表だろう。
管弦楽も、交響詩の創設者として有名だ。

それにひきかえ、晩年の宗教音楽は、あまり知られていない。
ちなみに、過去、この音楽日記で紹介した
オラトリオ【聖エリーザベトの伝説】は、
私は、結構ききやすく、傑作だと思うのだけどなあ⇒過去の記事はこちら

さて、【十字架への道】はどうだろう。
この曲の評価は、私には難しい。
もちろん、あまりイエスキリストに関して、知らない
ということはあるとは思うのだけど、
この音楽は、とっても、厳しい音楽だと思う。

音はどのパートも少なく、シンプルなのだけど、
響きは、とっても厳しい感じがします。
決して、心休まる音楽ではないと思います。

今日、初めて実演でこの曲を聴いたのだけど、
最初のピアノの音、合唱が入ってくる場所から、
もう、音の一つ一つに何かがある感じなのです。
途中、ピアノの単音の旋律があるのだけど、
単音なのに、ゾクゾクします。
それゆえ、最後の方の美しい、ピアノのアルペジォパターンの上に
合唱が入る部分は、美しく印象的です。

この曲、リストの晩年の宗教曲の代表曲として、皆に勧めるかというと、
ちょっと ためらいます。

でも、ピアノの魔術師としてしかリストを聴いたことのない人は、
修行(笑)と思って、一回、聴いてみるのもいいかもしれません。
ちょっと、作曲家としてのリストを見る目が変わるかもしれません。

ちなみに、この音楽日記、リストの曲は、現在58曲書いている。
私、ピアノの魔術師としてのリストも、宗教音楽のリストも、
交響詩のリストも、リストの生き方も、結構 興味があって、
傑作・駄作 どれでも、愛着があるのです ハイ
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ポロネーズ第2番(リスト) [リスト]

さて、「ボロネーズ」とはなんですか?
という質問には、なんと、答えますか?

・ポーランドの舞曲
・ゆっくりした3/4拍子
・たんたたたんたんたんたん のリズム
・ショパンの曲が有名

こんな解答だと思いますが、
実は、どれも違います。

正解は、

・肉とトマトを主な材料とするパスタのソース
・ミートソース、ボロネーゼとも言われる
・イタリアのボローニャ地方が発祥

です。
(画面上では、ボとポは、間違えますよね。えっ?)

す、すいません、しょうもない文章で、
今日の音楽日記を初めてしまいました。
(こんなこと書いているから、おじさんなのですね(笑))

今日の音楽日記は、リスト作曲のピアノ曲「ポロネーズ第2番」です。

ピアノ曲のポロネーズというと、ショパンの曲が、
有名ですが、同時代のリストも、2曲作曲しています。

どの本にも、リストのポロネーズは、ショパンのそれと比べて、
かなり劣る。音楽性?も低い。など
結構、ボロボロですね。
でもね、リストのポロネーズには、
ショパンと違ったよさもあると思うのですよ。

第1番は、またの機会に書くとして、第2番です。

曲は、力強いリズムで始まり、
主題がすぐはじまるのですが、
これが、かっこいい主題かというと、微妙です。
ちょっと軽い感じなんです。
ところが、中間部の主題は、低音から始まるのですが、
これは、いい感じのポロネーズです。
リズムもはっきりしていて、両手オクターブの盛り上がりも、いいです。
さて、この後が この曲の好き嫌いの分かれる所だと思うのですが、
32分音符が続く、カデンツァと書かれた部分になります。
この部分、まったく、ポロネーズぽくなくて、キラキラしているのです。
リストらしいと言えばそうなのですが、
ショパンのポロネーズのような雰囲気を求める人には、
嫌いな部分でしょうね。
その後、主題が復帰して、最後は、力強く終わります。

ショパンのポロネーズと比較するということはしないで、
あくまで、リストのポロネーズとして聴くと、
こんなポロネーズのピアノ曲があってもいいと思うし、
この曲、よく出来ていると思います。

ちなみに、動画サイトでは、ジョルジ・シフラという昔のピアニストが演奏した
動画を観ることができますが、これは、なかなかの名演です。
途中のカデンツァの部分なんか、ほれぼれします。

とは言え、リストの曲の中では、そんなにアクの強い曲ではないので、
そんなに演奏される曲ではないてすよね。

さてさて、明日は、ミートソーススパゲッティでも食べるか・・・


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巡礼の年 第1年スイスより第8曲 郷愁(リスト) [リスト]

さて、今日の音楽日記は、
リスト作曲のピアノ独奏曲。
巡礼の年 第1年スイスより第8曲 郷愁 です。

なんで、この曲を書いているか、わかる人には、わかるかな。
ちなみに、ヒントは、
過去記事の
ヤナーチェクのシンフォニエッタ⇒こちらの記事
ベートーベンのピアノ三重奏曲 大公⇒こちらの記事
です。

って、もうわかりましたよね。
私、村上春樹さんの本は、ほとんど読んでいて、
今日、「色彩を持たない 多崎つくると、彼の巡礼の年」
を読み終わったのです。
本の感想は、まあ、いろいろあって長くなるし、
ここは、音楽日記なので、音楽の話を書こうと思います。

この本には、他の作品と同じくクラシック音楽が出てきます。
その中で、一番重要な曲。
それが、リスト作曲の
巡礼の年 第1年スイスより第8曲 郷愁 です。
(本の中では、ル・マル・デュ・ペイ となっています)

リストの巡礼の年という組曲は、第3年まであり、26曲もの大小の
曲があります。
いままでこの音楽日記でも 巡礼の年からは、

・エステ荘の噴水(涼しい音楽)⇒こちらの記事
・ペトラルカのソネット104番(これぞロマン派)⇒こちらの記事
・タランテラ(技巧的)⇒こちらの記事
・オーベルマンの谷(ピアノ曲の傑作)⇒こちらの記事
・泉のほとりで(キラキラしてます)⇒こちらの記事
・牧歌(ほのぼのです)⇒こちらの記事
・ソナタ風幻想曲【ダンテを読んで】(傑作)⇒こちらの記事

の7曲を書いてきた。

さて、[郷愁]です。
村上春樹さん、また、マイナーな曲を選びましたね(笑)
でも、この曲、私としては、第1年スイスの中では、
[オーベルマンの谷]や[泉のほとりで]に次いで、
結構、いい曲ではないかと思っています。
5~6分程度の小品です。

まず、単音で弾かれる最初の主題が、とっても印象的です。
で、とりとめもなく、調はいろいろ変化するし、
曲のイメージも いろいろ変化して、
でも、和声もちょっとワーグナー風で、あきさせません。
リストの精神状態が伝わってくるような曲です。
心象風景の曲かなあ・・・
最後の終わり方も、印象的です。
是非、一回聞いてみてください。

この曲、全然技巧的ではないです。
でも、リストですね。この響きと音の動きは。
(でも自分で、音を取ると、左手が届きません・・・)

この曲、そんな感じなので、弾く人によって、イメージが全然変わります。
ちなみに、私、ベルマンのレコードも持っていましたが、
この曲は、あまり、表情をつけない
フランス・クリダの演奏が一番好きです。
その方が、かえって、イメージが膨らむ気がします。

さて、「色彩を持たない 多崎つくると、彼の巡礼の年」
の中に、この曲が出てくるのだけど、
小説の物語の中では、この曲はぴったりです。

でも、私が思うに、この本の全体のイメージは、
巡礼の年 第3年のアンジェラス とか 心を高めよ
かな。

ははは、何言っているか、わからんですよね。

追記
ちょっと思ったのだけど、このブログの名前には、
ちゃんと 色彩がありましたよね。
ミスター グリーン か・・・・


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メフィストワルツ第2番(リスト) [リスト]

前回、メフィストワルツの3番を書いたので、ええい、この機会に
第2番も書いてしまおう。

で、前回は、悪魔というと・・・を思い出す。みたいなことを書いたのだけど、
今回は、メフィストというと、皆さんはなにを思いだしますか?
メフィストは、もちろん、ファウストに出てくる悪魔だけど、
個人的にメフィストというと、

・講談社のメフィスト賞
これ、知っている人は知っている有名な小説にあたえられる賞
なんだけど、コンセプトが「面白ければなんでもあり」
いいですよね。
たとえば、この賞を取った「6枚のとんかつ」という本なんか、あまりにバカバカしくて逆に、すごいです。
「Jの神話」も途中から、オイオイと思う展開がすごい
(もちろん、ちゃんと面白い?作品もあります)

・ウルトラセブンに出てくるメフィスト星人(正確にはメフィラス星人だな)
ははは、これは、私の世代でないとわからないですね。
この宇宙人 強いです。

まえがき?は、これくらいにして・・・

前回も書いたけど、リストは、メフィストワルツを4曲書いている。
で、4番は未完の作品なので、実質3曲ですね。

もちろん、第1番が一番有名で、出だしの和音連打から、
飛び跳ねるような主題、優しく歌うところ、豪快な聴かせ所
など、名曲にふさわしい。
で、前回書いた、第3番は、独創的な和声と旋律で、
メフィストをイメージして聴かせる曲です。

では、今日の「メフィストワルツ第2番」は、どうだろう。
ちょっと曲の解説です。
曲は、1番の序奏にも出てきた、上昇音階の断片で始まり、
16分音符の右手の速い主題で、ワルツが始まる
この曲、結構、16音符の場所多いです。
で、お約束の両手和音連打や、
ちょっと抒情的な部分もあって、
最後は、一気に終わります。

うーん、この曲、いい風に言うと、第1番と第3番の魅力が重なったとも言えるのだけど、
どちらかというと、1番や3番みたいに、突き抜けた所がないのが欠点かもしれない。

リストは、メフィストを題材としたピアノ曲をいくつか書いているけど、
舞曲の形のものばかりだ。
メフィストの姿を描いたリストの曲としては、ファウスト交響曲の第3楽章がある。
私、この方がなんとなく、メフィストぽい感じがするのですよ。
(ファウストの主題をおちょくって変奏していて、よくできています)
ファウスト交響曲の過去の音楽日記はこちら

さてさて、こんな音楽日記を書いているのだけど、
今のBGMは、先日録画したNHKのクラシック倶楽部のブラームスの弦楽四重奏曲です。
やっぱり、金曜の夜は、ブラームスですよねって、何の音楽日記だ(笑)

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メフィストワルツ第3番(リスト) [リスト]

『魂を売った演奏家(作曲家)』と聞いたら、どんな人を思い浮かべますか?

1.悪魔に魂を売って、技巧や作品を手に入れたとされる超絶技巧や天才肌の持ち主
2.お客が喜ぶ為に作品を書いたり演奏したりして、真の芸術から離れた人

1は、どちらかというと褒め言葉になるし、
2は、どちらかというと、蔑む言葉かな・・・

でもね、お客が喜ぶ音楽を書くというのは、とっても大変だと思うので、
『魂を売った芸術家』というのは、褒め言葉だと思うのだけどなあ・・・

なんて、書いたのは、私、時々自分のことを『魂を売った芸術家』と冗談で
よく言うのです。
えっ、どういう意味で言っているかって?
それは、秘密です。

さて、ハンガリーの大作曲家リストは、よく『悪魔に魂を売った・・・』
なんて、言われていますが、
これは、文句なく、褒め言葉ですね。
確かに、駄作も多いけど、当時としては、悪魔に魂を売ったとしか思えない
ピアノ技巧の曲や、ピアノソナタのような音楽史に残る傑作を残している。

で、悪魔と言えば、ファウストに出てくるメフィストフェレスですね。
(えっ、悪魔くん?連邦の白い悪魔?・・・古いなあ)

まえがきは、こんなところで、
今日の音楽日記は、
フランツ・リスト作曲の『メフィストワルツ第3番』です。
リスト作曲のメフィストワルツというと、
第1番が、飛び抜けて有名ですよね
この曲の過去の音楽日記はこちら

リストは、実は4曲もの「メフィストワルツ」を作曲している。
未完の4番を除けば、第2番も第3番も、
すごく魅力的で、悪魔的な曲ですが、ちょっと無名かな。

今日のメフィストワルツ第3番は、
第1番より、ある意味、悪魔的かもしれない。

開始は、とてもとても独創的です。
C#→E#→A#→D# この動きは、一回聞くと、もうとりこです(笑)
このモチーフが、何回となく、この曲には出現します。
で、リズムが特徴的な舞曲、そして、トリルが怪しい主部。
そして、3段譜での両手トリルもでてきて、盛り上がりもなかなかだ。

作曲書法は両手オクターブも多く、対位法も駆使せず、結構単純だけど、
和声の動きがなんか変わっていて、
人に訴えかけるイメージは、まさに
メフィストワルツというにふさわしい曲だと思います。

話によると、スクリャービンはこの曲が好きだったとか(本当?)

でもね、この第3番人気ないだなあ。
この音楽日記読んで、ちょっとでも興味のある方は、
是非聴いてみてくださいね
動画サイトには、演奏動画がいくつかあります。

メフィストフェレスは、人間の欲望と引き換えに、死んだ時に魂を奪うのだけど、
もし、眼の前に本当に現れたら、何を頼むのか難しいなあ、
何にしようかなあ。
やっぱり、作曲と演奏の才能をもらうか
あっ、ファウストと一緒で、まずは、若返りでもいいなあ(笑)

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ヘクサメロン変奏曲(リスト) [リスト]

さて、ちょっと、実家に車でいったのだけど、
高速が結構な渋滞で、車の中でいろいろな曲をかけていた。
昔は、カセットだったし、その後のCDでも、聞く曲は、車に積んで
ある音源だけだったけど、IPODになって、すごく増えて、
さらに、スマホがあると、なんでも聴ける
いやいや、便利なのだか、ふりまわされているのか・・・

で、こんな時でもないと、聞かないなあ、という曲を聴いてみた。

今日の曲は、6人の作曲家の合作(リストが最終的にまとめたらしい)
《ヘクサメロン変奏曲》です。
この曲、もともと、慈善演奏会のために、
ベルリーニのオペラ「清教徒」の中の行進曲をテーマとして、
タールベルク・リスト・ピクシス・ヘルツ・チェルニー・ショパン
の6人の作曲家が、合作したものです。

曲は、20分程度。リストやショパンも参加した曲で
さぞかし、素晴らしい曲と思うか?
だいたい合作の曲は、駄作に決まっている。と思うかは自由なのですが、
この曲の一般的な評価は、

 ・技巧だけの空虚な曲
 ・くそつまらない曲
 ・やる気がなかったのではないか

等、ははは、ボロボロですね。

まあ、確かにわからんでもないのだが、
渋滞した車の中で、聞く「ヘクサメロン変奏曲」は、
そんなに悪くなかったです。

ということで、ちょっと感想です

序奏(リスト)
 長いです。まとまりないです。
 ほとんど両手オクターブです。
 まあ、序奏ですから・・・

テーマ(リスト)
 またまた、両手オクターブ
 ノルマの回想 みたいです。
 内容がないというかもしれないけど、爽快です。

第1変奏(タールベルク)
 テーマが16分音符の細かい動きによって装飾されます。
 いやいや、音符の細かい動きがなかなかです

第2変奏(リスト)
 重たい感じなんだけど、やっぱりオクターブを多用
 主題は、はっきり聴きとれます

第3変奏(ピクシス)
 跳ねる感じの変奏です。こういう感じ大好きです
 単純だけど、とても気分が、楽しくなってきます。 

第4変奏(ヘルツ)
 優雅な16分の音の動きの中にテーマが入っています。
 当時のロマン派の作曲はこんな感じかなあ

第5変奏(チェルニー)
 技巧的な曲。まあ、音楽性がないとか、単純とか言われそうですが、
 いいんじゃないでしょうか

第6変奏(ショパン)
 旋律を右手に、左手伴奏のノクターン風に始まります。
 ただ、後期ショパンのような、和声の深みはありません。

フィナーレ(リスト)
 6/8のタランテラ舞曲のような感じで始まる
 次第に高揚して、第3変奏とかでてくるのだけど、
 最後、気持よくテーマが再現して、華麗に終わる。

うーん、確かに、もう一度聴いてみようとか、
これは傑作だ。という気は、ないけど、
当時の慈善演奏会のために書かれた曲だけあって、
テーマも変奏もわかりやすいし、盛り上がって終わるし、
渋滞の車の中では、20分程度のこの曲は、長く感じないし

もし、ロマン派のピアノ好きな人がいて、
車で渋滞したら、お勧めです(笑)
実際に演奏会で聴いても、面白いかも・・・・

でも、まあ、音楽に限らず、本にしても、合作(連作?)に傑作は
あまりないのも事実です。
間違えなく、全体構成が破綻しますよね。

えっ、この曲は、どうだって?
全体の構成 うんぬん なんて言って聴く曲ではないと思うのですが・・・

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