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序奏とロンド 作品16 (ショパン) [ショパン]

前回、前々回とちょっとマニアックな作曲家?を書いたので、
ここらで、ちょっと有名な作曲家を・・・

ショパンは、この音楽日記では、一番数多く書いています。
ソナタ、バラード、スケルッオ、前奏曲、エチュード等々
おなじみの曲は、結構書いたので、
今日は、ちょっとあんまり いいことを書かれていない曲達を書いてみよう。

ショパンは、若い時期にロンドという曲を4曲書いている。
・ロンド 作品1
・マズルカ風ロンド 作品5
・序奏とロンド 作品16
・2台のピアノのためのロンド(1台用もあり)

このうち、作品1は、その作品番号から時々話題になるし、
マズルカ風ロンドは、マズルカ風という特徴があるし、
2台ピアノ用ロンドは、2台用という数少ない作品で時々弾かれるかな
(この曲、この音楽日記でも過去に書いています→こちら

ということで、今日は、最もあまり演奏されないと思われる
『序奏とロンド 作品16』です。

この曲、本やネットで調べるとわかるのですが、
本当に評判悪いです(笑)
私がもっている本には、以下のように書いてある

・くどくど長たらしいだけ
・詩的、音楽的内容が乏しい
・序奏は無意味
・主題は幼稚
・騒ぎまわるだけで計画も秩序もない
・外面的で演奏効果だけねらっている
・この曲を書いてショパンはロンドという形式に見切りをつけた

いやいや、こんな風に書かれたら、
聴こうと思っていても、聞かない人はいると思うし、
聴いても、そう思ってしまう人がいるかもしれません。
(しかし、ここまで書くかなあ・・・)


ということで、今日はこの曲をほめて見ようと思います。
(それに私この曲、そんなに悪い曲ではないと思うのですよ)

さて、ちょっと極端にほめてみよう。
************************************************
「序奏とロンド 作品16」この曲は、若いショパンの
傑作である。

この曲は独創的な序奏で始まる。
この序奏は、一見、支離滅裂に聞こえるが、
後に続く、優雅なロンド主題との対比に大変効果的だ。

そして、長い序奏の後に、
ロンドが始まる。
最初のロンド主題は、聞きやすく優雅だし、
三連符の特徴的な伴奏でのロンド主題も、ちょっと変わってなかなかよい。
途中の展開は、2つのピアノ協奏曲の最終楽章を思わせるが、
それよりも、もっと、華麗で聴きごたえがある。
この曲の作曲は、ピアノ協奏曲より後で、
ショパンのロンド形式の作品の中では、最も充実している
後のトリルも、印象的だ。

この曲、20世紀の名ピアニストのホロヴィッツも愛奏している。
(珍しく、演奏の映像もありますね)
この曲を、聞かせるピアニストは、一流かもしれない。

名曲です。聞いて損はありません。
*************************************************

ははは、こんな風に書いたら、きっと聞く人が増えるかもしれません。
まあ、ちょっとだけ極端に書いたけど、
本当に、私は、
序奏の部分は、効果的だと思うし
ロンドの部分も、ピアノ協奏曲の最終楽章と同じ程度には、楽しめる
と思っています。

ショパンのロンドは、確かに他の作品に比べて人気がない。
そんなに悪い曲ではないと私は思っているので
(というより、楽しく聴けると思っています)
ということで、この音楽日記、あと書いていないロンド2曲も
書いてみようかな。

あっ、ちょっと無名だけど、ピアノと管弦楽のための「クラコヴィアーク風ロンド」
もいいですよ⇒過去記事はこちら

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茶猫

こんにちは 初めてコメントいたします。
茶猫と申します。
結構、長い間、ROMさせてもらっていました。
初コメントしようとしていた、大好きなリストの『「ルチア」の回想』は、
あの震災直後で、できなくなりました。

で、『序奏とロンド』ですが、やっぱり何と言ってもホロヴィッツです。
この曲をホロヴィッツの演奏で知りました。
ホロヴィッツ自身で「この曲はアリストクラティック(貴族的)だ」と
言っていますが(文章自体も懐かしい三浦淳史先生の訳です)、
こんなギャラントな演奏は、他の演奏家(といっても録音が
少ないですが)から、聞いたことが無いです。
みんなロマンチックに弾きすぎるように聞こえます。
スカルラッティやクレメンティをあのように見事に弾いた
ホロヴィッツならではと思います。

演奏会の成功、お祈りしております。

by 茶猫 (2012-07-05 23:59) 

みどりのこびとちゃん

茶猫さん コメントありがとうございます。
そうなんですよね、
ホロヴィッツのあのスカルラッティのような演奏で、
この曲を弾くと、全然違ったイメージになるから不思議です。
そうですね、
ロマンティックに弾くより、貴族的かあ・・・なるほど

「ルチアの回想」いまからでも、
全然コメント大丈夫ですよ(笑)
by みどりのこびとちゃん (2012-07-06 21:11) 

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